7月19‐21日に開催されるERC第5戦ラリーディローマ・キャピターレ(ターマック)に、シモーネ・カンペデリが新型フォード・フィエスタR5で参戦することが発表された。
同マシンがERC戦に登場するのは、これが初めて。2017年に同イベントを制しているイタリア出身のカンペデリは今回、オレンジ1Mスポーツ・ラリーチームのカラーリングでイタリア選手権を戦う。5月に前型のフィエスタR5を駆りタルガフローリオで優勝を飾っているカンペデリは、バージョンアップされたフィエスタR5で優勝を狙う。
「本当にワクワクしているよ」と語るカンペデリは、現在33歳。「ビッグチャンスだし、この機会を与えてくれたMスポーツにとても感謝している。彼らとはいい関係を築き、自分たちの事を信用してくれている。イタリアのマーケットの事にも信頼を置いてくれている。前行型のマシンで参戦を続ける事もできたが、彼らが自分のために新しいマシンを作っている、と言ってくれたんだ」
「もちろん、ERCのドライバー相手に戦うのはハードだと思うが、自分たちもイタリア選手権のことを考えながら戦って行きたい」
ERCは、ラリーディローマ・キャピターレでシーズンの折り返しを迎える。イベントは7月19日、ローマの中心地で開幕を迎え、16SS・203.40kmのステージが設定される。このラリーには、日本の新井大輝もエントリー。今季初の海外ターマック戦に挑む。