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IRCカナリアス1日目:僅差でコペッキーが首位!

 

インターコンチネンタルラリーチャレンジ(IRC)第2戦、ラリーイズラズカナリアス(ターマック)は3月15日、カナリア諸島最大の島、グランカナリア島でセレモニアルスタートが行われた後、16日に競技が始まった。
この日は、シュコダUKのアンドレアス・ミケルセンと、シュコダモータースポーツのヤン・コペッキー、共にシュコダファビアS2000を駆る2人のドライバーが激戦を展開。設定された9SSを終了した時点でコペッキーが首位に立ったものの、ミケルセンとの差は1.2秒しか離れていない。

コペッキーはこの日5本でステージウィンを獲得。一方ディフェンディングチャンピオンのミケルセンは4本でベストタイムを刻み全般を通じて首位に立っていたが、翌日の競技で背後からコペッキーの走りを追うことを狙い、最後のSS9でペースダウン。昨年のスコットランド戦から続く通算4連覇を狙うミケルセンだが、IRCでターマックの勝利はまだ一度も挙げていない。

「超、超僅差の、まさに”戦い”だ」とミケルセン。
「ヤンはすごくプッシュしてきたし、僕はSS8のフィニッシュ手前数kmのところで、一瞬コースを外れヒヤっとする場面もあった。またそのままラインに戻れたけどね。あそこでかなりタイヤが減ったけれど、マシンは大丈夫。ものすごくラッキーだったよ。最終日はヤンに後ろに立っていてもらいたくなかったんだ。僕は追いかけられるより、追う方が好きだから」

一方、2010年にこのカナリアス戦を制しているコペッキーは「今日のアンドレアスはとても速かった。かなりリスクを負っていただろうね」とコメント。
「僕の方が速く走れるはずだと信じてはいたけど、一番重要なのはこのラリーを走り切ること。午前のループではちょっとしたアクシデントもあったし、午後一本目のステージはペースノートにあまり自信がなかった。でもマシンはパーフェクトだし、今は首位に立っているしね」

優勝争いはミケルセンとコペッキーの2人に絞られた格好。1分40秒近く遅れの総合3位は、プジョーをドライブするのは4年ぶりというスペインのルイ・モンツォン(プジョー207S2000)。20.3秒遅れでレッドブルシュコダのハーマン・ガスナーJr(シュコダファビアS2000)がつけている。ガスナーJrはSS7で、インターコムのトラブルでタイムロスを喫している。
シュコダオートドイッチュランドのセッポ・ワイガンド(シュコダファビアS2000)は、クランクセンサーの故障が発生したSS6でペースダウン。しかしロスは最小限に留まり、ガスナーJr.から20秒遅れの5位につけている。

2WDカップでは総合7位のジョアン・バインズ(スズキスイフトS1600)、プロダクションカップは総合15位のロベルト・コンサニ(ルノーメガーヌRS)がそれぞれ首位に立っている。

最終日となる17日には、6SS、101.52kmが設定される。



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