シュコダ・モータースポーツは、ファビアR5 Evoのカスタマーチームへの供給を開始したことを発表した。第1号として、トニ・ガルデマイスター率いるトニ・ガルデマイスター・サービス(TGS)に納車した模様を伝えている。
2015年4月にFIA公認を取得した後、約280台を売り上げたという初代シュコダ・ファビアR5。ファビアR5 Evoは、その後継車だ。カスタマーチームの第1号車は、元シュコダ・モータースポーツのワークスドライバーであるガルデマイスターがオーナーを務めるTGSが受け取った。
ファビアR5 Evoは既にカッレ・ロバンペラとヤン・コペッキーによって実戦デビューを果たしており、2019年のWRC2プロでは、ポルトガル、サルディニアで勝利を挙げている。
ガルデマイスターも、新マシンでの初戦を楽しみにしているようだ。
「ファビアS2000、ファビアR5で好成績を収めてきたので、シュコダ・モータースポーツといい連携が取れていることをうれしく思う」とガルデマイスター。
「ファビアR5 Evoのカスタマー第1号車を、自分たちのチームが受け取ったことは、とても光栄だよ!」
ガルデマイスターは、2011年にIRCでTGSが走らせるファビアS2000のステアリングを自ら握っている。現在のシュコダ・モータースポーツのワークスドライバーであるカッレ・ロバンペラも、TGSから2017年に参戦し活躍を見せた。今回、TGSに納品されたファビアR5 Evoは、フィンランドの成長株、イーリック・ピエタリネンが8月のWRCフィンランドでドライブ。シュコダ・モータースポーツがWRC2プロのポイント対象としてノミネートしている。