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ERCローマ、45歳のバッソが優勝。新井は12位フィニッシュ

©ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

ERC第5戦ラリーディローマ・キャピターレ(ターマック)は7月21日、競技最終日となるレグ2に設定された10SS・80.28kmの走行が行われ、初日を首位で折り返した地元イタリアのジャンドメニコ・バッソがリードを守り切って優勝を飾った。45歳のベテラン、バッソはERC勝利数記録で、バルター・ロール、ベルナール・ベガンとタイとなる史上8番目に並んだ。

過去2回、ERCタイトルを獲得しているバッソは、20年近い経験を活かして、新型フォード・フィエスタR5で詰め寄ってきたシモーネ・カンペデリを退けた。
「本当にうれしい。とてもハードなラリーだった。ローランSRLチームのみんな、コ・ドライバーのロレンツォ・グラナイに感謝している」とバッソ。

ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

3位争いは、昨年のERCチャンピオン、アレクセイ・ルキヤナクとアンドレア・クルニョーラが激しいバトルを展開し、その差わずか1秒で、最後のスーパーSS2本を迎えた。前日はパンクで順位を落としこの日は7番手から追い上げてきたクルニョーラは、ここまで計14SS中、11本でベストを叩き出す速さを見せていた。その勢いは止まらず、最終ステージでルキヤナクをかわして3位に浮上。自身初めてERCのポディウムに上がった。

ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

ERC1ジュニアでは、フィリップ・マレスが前戦ポーランドに続き部門2連勝。タイトル争いに望みをつないで、母国チェコで迎える部門最終戦を迎える。

前日12番手で折り返した日本の新井大輝は、最終SSではクルニョーラに続くセカンドベストもマークして12位でフィニッシュした。
「本当にチャレンジングな週末だった。いろいろなセッティングやタイヤを試し、貴重なデータをたくさん得ることができた。自分のドライビングスタイルも向上している」とコメント。

ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERC2はダリウス・ポロンスキ(フィアット124アバルトRGT)が前日のリードを守り切って部門初優勝、ERC3はケン・トーン(フォード・フィエスタR2T)が部門3連勝と圧倒を続けている。

ERC / Gregory Lenormand / DPPI


ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERCローマ 最終結果
1. G.バッソ(シュコダ・ファビアR5) 1:57:32.0
2. S.カンペデリ(フォード・フィエスタR5) +23.3
3. A.クルニョーラ(シュコダ・ファビアR5) +1:00.3
4. A.ルキヤナク(シトロエンC3 R5) +1:03.0
5. F.マレス(シュコダ・ファビアR5) +1:26.0
6. C.イングラム(シュコダ・ファビアR5) +1:43.5
7. N.ヘルチグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +1:49.1
8. M.セスク(シュコダ・ファビアR5) +3:14.5

12. 新井大輝(シトロエンC3 R5) +7:11.0



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