シトロエンが、ラリーフィンランドにC3 R5をエントリーさせるプランを変更。フロントのエアロの設計が必要であることが理由とされている。
マッズ・オストベルグは「このイベントに参戦する予定だったが、準備が整っていない。ノーズが持ち上がるのを抑えるリップが必要だ。そうすれば、マシンはさらに速く走れる」と語ったと伝えられている。
フィンランドにシトロエンR5で参戦するのは、DS3 R5のプライベーター2人のみとなる。オストベルグは、この12年間、毎年フィンランドに参戦していた。
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英国のベテランラリースト、74歳のフィル・ショートが、今年いっぱいでジュニアWRCスーパーバイザーの任務から引退することが伝えられた。ビヨン・ワルデガルド、ハンヌ・ミッコラ、ワルター・ロールなどのパートナーを務めるなど20年間のコ・ドライバーキャリアを誇るショートは、その後、アウディ、トヨタ、三菱、Mスポーツなどでチームマネージャーやコーディネーターとして活躍。近年は、ピレリ・スタードライバーWRCアカデミーや、JWRCでトレーニングスーパーバイザーとして活動していた。これまで何百人もの若手ドライバーを輩出してきたショートは「オィット・タナックはこれまでで最も成功を収めている1人。彼が世界チャンピオンになれたら、こんなに誇らしいことはないだろう」とコメント。
「2010年、彼がピレリ・スタードライバーのプログラムにいた頃から才能を持っていたが、その後、比類の無い存在になっていったのは明らか。ヘイデン・パッドンも、いつも寡黙に、しかし強い意志を持っていて強い印象を残した。彼の速さと才能は、もっと報われるはずだと信じている」
ショートは今後、北イングランドの天気が許す限り、趣味のクリケットにもっと時間を費やすつもりだという。
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インドの元APRCチャンピオン、ガウラブ・ギルが、WRC参戦活動を再スタートさせる。新型フォード・フィエスタR5でラリートルコから始め、その後ラリーGB、オーストラリアに参戦する。一方、JKタイヤ・モータースポーツのプロジェクトはインド国内で継続。ここでは、アップグレード版のマヒンドラXUV300 R2を駆る。
(Martin Holmes)