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L1ラリーin恵那、目玉は同日開催のセントラルラリー愛知・岐阜と共有のギャラリーステージ

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7月24日(水)、岐阜県恵那市役所において、11月9日(土)〜10日(日)の「L1 RALLY in 恵那 2019」についての開催発表会が行なわれた(写真左から大会組織委員長の勝田照夫氏、副大会会長の井原慶子氏、大会会長を務める小坂喬峰恵那市長)。大会は今年で3回目となり、昨年は1万2000人(主催者発表)の観客が訪れた。

L1ラリーin恵那のスタートとフィニッシュは恵那市役所に置かれ、総走行距離約150km、ふたつの林道を周回する計5SSで争われる。参加車両は、排気量1500ccを境に、ふたつのクラスに分けられている。

注目のポイントは、ひとつのSS『明智』をセントラルラリー愛知・岐阜とも共有し、ここに恵那市およびL1ラリー実行委員会が主導するかたちで約3000人を想定した大規模なギャラリーエリアを設けるとしていること。このSSではL1ラリーとセントラルラリー両方の走行を楽しむことができるというわけだ。そのために、セントラルラリー愛知・岐阜の開催日程に合わせ、計画よりも1週間前倒しした日程での開催を決定したという。現時点では、詳細なスケジュールやチケット等の発売時期については未定とのことだ。

小坂喬峰恵那市長は、「恵那市にとってはL1ラリーとセントラルラリーの同時開催ということになりました。出場される皆様にとっても、セントラルラリーで走るコースを同じタイミング、同じ場所、同じコースを走ることができますし、恵那市にとっては多くの観客の皆様に、ふたつのラリーを同時にご覧いただくことができる点は大きなメリットだと思います。大変なチャンスだと思っていますし、恵那市としては多くの観客の皆様にご覧いただけるよう、全面的に準備を進めていきたいと考えています」と語った。

また、一般社団法人Women in Motorsportの井原慶子氏は、「もともとL1ラリーは地域活性と女性の活躍を主題として行われていたラリーです。これが発端としてWRCラリージャパンの誘致に貢献できたことをうれしく思っています。FIAのセーフティデリゲードを務めるミッシェル・ムートンさんにも報告していますが、面白い試みだという評価をいただいています。女性の活躍と世界の走りを観客の皆様にお伝えできればと思っています」とコメントした。

合わせてこの日は、「L1 シリーズ2019」の開催についても発表が行なわれた。女性ドライバー限定のJAF公認競技でレースとラリーが同一シリーズとして行われるのは国内唯一だという。
第1戦は9月22日(日)に富士スピードウェイで開催される「Women’s GT」(富士チャンピオンレース第4戦)、第2戦は11月9日(土)〜10日(日)の「L1 RALLY in 恵那 2019」となる。
エントリー受付は7月24日(水)よりスタート。シリーズ勝者には2020年の国内レース・ラリー活動への育成支援スカラシップが与えられるほか、スポンサーの日本航空よりパリへの往復航空券が進呈されるという。

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