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全日本ラリー横手:全日本選手権初開催の横手、イコールコンディションでのバトルに注目

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全日本ラリー選手権第7戦「横手ラリー2019」が7月26日(金)~28日(日)、秋田県横手市を起点に開催される。秋田県での全日本の開催は1983年以来、横手市周辺で行われるのは今回が初めて。昨年までは今回も併催される「日本スーパーラリーシリーズ(JSR)」の一戦として行われているが、総合優勝を争うJN1参戦クルーの多くは初参戦となる。

ステージ構成は、初日の27日(土)が3本のSSを午前と午後でリピートする56.94km。28日(日)は初日の3SSをリバースで走行する。2日間で計113.00㎞のSSが予定されている。27日(金)に行われたレッキを終えて、JN1ランキングトップにつける奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションX)は、「見た目以上に難しいステージ」だと指摘した。

「レッキは問題なく終えることができました。でも、どこを走っても難しいし、トリッキーなステージという印象です。とにかく見た目と違うコーナーが多い。ハイスピードから低速までバリエーションが豊富で、アップダウンもある。あと、各ステージを初日と2日目で4回も走行することになるので、かなり大変なことになりそうですね」

今回、奴田原はランキングトップの称号とも言える、先頭ポジションでのスタートとなる。

「ランキングトップについては、知らない間になってしまったという感じです(笑)。先頭スタートですから当然ルーズグラベルの影響はありますが、特に気にはしていません。初日を頑張って、2日目もトップで走りたいですね」と、奴田原は笑顔を見せた。

ランキング2番手の新井敏弘も、横手のステージを「日本のラリーステージで一番難しい」と断言する。

「考えていた以上に難しいステージでした。クレストが絡むし、道も狭くて硬い。コンクリートや舗装が頻繁に出てくるので、日本のラリーのなかで一番難しいステージだと思います。それに、路面には砂利も多いので、特に初日最初のループは2番手スタートの僕にも影響はあるでしょうね」

そんな新井敏弘が警戒するのは、チームメイトであり息子の新井大輝だ。大輝は前戦カムイでは2位以下に大差をつけて、久万高原に続く2勝目を決めている。

「今回のターゲットはやはり大輝の上に行くこと(笑)。カムイが終わってから、大輝と自分のドライブを見比べることで、色々と気づくことがありました。今回、足回りを大輝と同じ仕様にしています。当然これまでとは全く違いますし、後はドライバーがいかに対応できるかですね」

横手ラリーは27日(土)の9時30分にセレモニアルスタートで幕を開け、注目のSS1は10時13分にスタート予定。

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