いまやニュージーランド人ドライバーの代表ドライバーに成長したヘイデン・パドンが、3月3-4日に開催されたイタリアラリー選手権に登場。
コ・ドライバーに、ミシェル・ムートン、アリ・バタネン、ピアロ・リアッティなどのコドライバーを歴任したファブリツィア・ポンスを迎え、グループN仕様の三菱ランサーエボリューションXで、開幕戦のラリーロンデヴァルティベリナに参戦した。
一時は3気筒状態にも見舞われたパドンだったが、それ以外はトラブルフリーで走り切って優勝。SWRCの次戦、ポルトガルに向けて、グラベルコンディションでの手応えをつかんだ。
パドンは2週間後にも、同じくグラベル路面の国内戦へ参戦する予定としている。
一方、この週末はもう一人のニュージーランド人も国外で活躍。
APRCの常連で、65才にして現役ドライバーのブライアン・グリーンが、マレーシア選手権開幕戦で勝利を挙げた。
マレーシア北部のペラックで開催されたこのイベントでは、「ステージの50%以上がラフだった」とムハマッド・ラフィク・ウダヤが語ったように難コンディションとなり、王者カラムジット・シンも、序盤で大量のタイムロスを喫した上にパンクにも見舞われ、8位フィニッシュに泣く波乱も。
MRUスポーツのスバルインプレッサWRX STIで参戦したグリーンもパンクは避けられなかったが、幸い大きなロスは免れ、勝利を獲得した。
チームメイトのウダヤも2位に入り、MRUのインプレッサ勢が1-2フィニッシュを決めたほか、トップ4をMRUモータースポーツ陣が独占した。