ヒュンダイ・モータースポーツは、同社初の電動レーシングカーの開発を始めたことを発表した。設計と組み立てはドイツ・アルツェナウにある拠点で行われており、9月にドイツのフランクフルトで行われるインターナショナル・モーターショーでアンベールが行われる。
2012年にラリーとサーキットレースの活動を行うために設立されたヒュンダイ・モータースポーツは、電動車へと移行することでさらに成長を続けるという。WRC活動は6シーズン目に突入、今季はマニュファクチャラーズ選手権のタイトル獲得も現実味を帯びてきている。また、2015年9月に立ち上げたカスタマーレーシング部門でも成功を続けており、開発した i20 R5、i30 N TCR、ベロスター N TCRは、それぞれのシリーズで数々の優勝を飾っている。
ヒュンダイ・モータースポーツのソーシャルメディアチャンネルでは新型マシンのティーザー動画を公開しており、来月の公式お披露目で明らかとなる全容の一部を披露している。
自動車産業の中で、ハイブリッド技術と電動化への動きが進んでいることを反映し、モータースポーツ界でも近年は新しい分野への取り組みが行われており、電気自動車やハイブリッドのシリーズや規定が創設されている。このエキサイティングな新しい歴史は、ヒュンダイのハイパフォーマンス能力やグリーンテクノロジー、グリーンテクノロジーの資質、そしてモータースポーツへの揺るぎない情熱を披露する場となると確信しているという。
チームディレクターのアンドレア・アダモは「ヒュンダイ・モータースポーツは、新しい時代を迎えている。何ヶ月もの間、アルツェナウにある我々のチームは、エキサイティングな電気自動車に必死で取り組んできており、その喜びをともに分かち合う日が近づいてきている」とコメント。
「我が社にとって、これが歴史の新しい章となることは間違いなく、モータースポーツ活動に広がっていくのも自然な流れ。に幅広い自動車産業の現在の主流と確信に緊密につながっていくものだ。もうそれほど長くお待たせすることはない。9月上旬にフランクフルトで行われるIAAで、全てが明らかになる」