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新井大輝、レッキで父に同乗した思い出のERCズリンに挑戦

©ERC / Gregory Lenormand / DPPI

開幕したラリーズリン(ターマック)で、今季4度目のERCに挑んでいる新井大輝。この地を踏むのは、今回が初めてではない。

ERC参戦では、マンフレッド・ストール率いるTeam STARDがプリペアするシトロエンC3 R5を駆る大輝だが、父である新井敏弘が同じくストールが走らせるR4スペックのスバルWRX STIでズリンに参戦した際、ステージを体験しているのだ。

「父がR4のスバルでラリーズリンに参戦した時に、レッキ車のリヤシートに同乗させてもらうことができた」と大輝。
「だから、道のことは少しだけ知っている。実戦で活かせるような経験ではないけれど。ローマのようなツイスティな道ではなく、格段に速かった。雨が降れば、かなりトリッキーになると予想している。そうなれば、とても面白いことになりそう」

ズリンのオープニングセレモニーでは、父の敏弘も登場し、多いに注目を集めた。前回のERC参戦では、他イベントと日程が重なったために参戦できなかったコ・ドライバーのイルカ・ミノアは、今回のズリンではサイドシートに復帰。ヨコハマタイヤを履く新井のC3 R5でペースノートをコールする。

今季は、R5で参戦する28歳以下のドライバーを対象としたERC1ジュニア部門にノミネートしている新井。部門では現在6番手につけているが、今回この新井をライバル視しているのが、4番手につけているスウェーデンのマティアス・エディエルソンだ。

全6戦中ベスト4戦のポイントが有効となるERC1ジュニアは、このズリンが最終戦。しかし、シリーズ3番手につけているアレクサンドロス・ソウロフタスが今回参戦しないため、シリーズ3番手の有力候補として上がっているのがエディエルソンと新井なのだ。

今回、エディエルソンはマシンをC3 R5から2年ぶりにフォード・フィエスタR5にスイッチ。
「今回のミッションはひとつ。完走して、新井を引き離すことだ。ポディウムを争っているからね!」と意気込みを語っている。



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