2020年のWRCカレンダーが発行間近であると、フィンランドのモータースポーツ誌Hanaaが報じている。
この原稿を書いた同誌のラリー編集担当のJarno Saariによると、2020年カレンダーはコルシカ、トルコ、オーストラリアが外れ、ケニア、ニュージーランド、そして日本が入れ替わりに入ると見られているという。ラリーフィンランドは、東京オリンピック(7月24日〜8月9日)と時期が重なることを避けて、会期が3週間先送りになる。ラリーフィンランドでWRC Liveの制作を担当しているNEPフィンランドは、オリンピックのテレビ番組の制作も担当しており、サファリラリーの開催が7月に入っていることとWRCカレンダーにサマーブレイクを入れる必要があることから、ラリーフィンランドを東京オリンピック前に開催する選択はとれなかった模様だ。
コルシカのカレンダー落ちについては、ロジスティック面や、観客・メディアの興味が低いことが理由の模様。トルコに関しては、主催者側から2020年に開催できるだけの資材がないことが伝えられていたとされている。オーストラリアについては、地元の興味が高まらないことと開催地に対する不満が高まっていたことから、ニュージーランドと入れ替わるものと見られる。ただし、ラリーオーストラリア関係者のなかにはカレンダー残留に自信を見せている声もあり、FIAからの発表が待たれるところだ。