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IRCアゾレスデイ3:ミケルセンが開幕戦制覇!

 

2012IRC開幕戦ラリーアゾレスは2月25日、最終日となるデイ3の競技(5SS、85.44km)が行われた。
200km近くの高速難関グラベルイベントで繰り広げられた今季初戦を制したのは 、2011年チャンピオンのアンドレアス・ミケルセン(シュコダファビアS2000 )だった。

2010年チャンピオンで昨年の今イベント覇者、ユホ・ハンニネン(シュコダファビアS2000)が2位に入り、シュコダ勢が1-2フィニッシュ。
ブライアン・ブフィエ(プジョー207S2000)が3位に入った。
地元強豪のリカルド・ムーラ(三菱ランサーエボリューションIX)が総合6位と健闘し、プロダクションカップを制した。
2WDカップの勝者は、パウロ・マチエル(シトロエンサクソ(VTS)。

ミケルセンは、昨季終盤のスコットランド、キプロスに続く3連勝となり、IRCにおける新記録を更新したほか、コリン・マクレーIRCフラットアウト杯も受賞した。
「シーズンの滑り出しとして完璧な形。シュコダUKとコ・ドライバーのオーラ(・フローネ)のためにも、この結果を出すことができてうれしいし、シュコダにとっても文句なしのリザルトだね」と語ったミケルセンは、今ラリーで全14SS中、10本でステージウィンをマークした。
「ユホとは激戦だったからプッシュしなくてはならなかったけど、100点満点の出来だった」

一方、優勝候補筆頭と目されていたハンニネンだが、競技初日に喫したスピンが最後まで響き、25.1秒差の2位に落ち着いた。
「勝利を目指していたが、アンドレアスを食い止めるには一歩及ばなかった」とハンニネン。
「アンドレアスはミスをしなかったし、僕はでかいのを一つやってしまったということ。彼はいいラリーをしたのだから、勝利にふさわしい」

セッポ・ワイガンドとハーマン・ガスナーJr(いずれもシュコダファビアS2000)のドイツ人若手同士のバトルは、この日最初のステージでガスナーJrがストールを喫した上に、右リアパンク、SS13ではバンクにヒットと次々に憂き目に遭う一方で、ワイガンドが好調を維持して4位フィニッシュ。ガスナーJrは1分以上遅れての6位となった。
「2回目のグラベルラリー、初めてのIRCという大一番でトップ5に入れたなんて、信じられない。とても、とてもうれしいよ!」とワイガンド。

スバル勢ではセルジオ・シウバ(スバルインプレッサWRX STI)が総合8位、プロダクションカップ2位でフィニッシュしている。

IRC次戦、ラリーイスラスカナリアス(スペイン、ターマック)は3月15-17日に開催。



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