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シトロエン、ドイツにアップグレードのエンジンを投入しオジエを支援

©Citroen

今週開催されるWRCドイツは、シリーズ屈指の難関ターマック戦。2010年のドイツでは、C4でWRカーデビューを果たして3位フィニッシュを果たしているセバスチャン・オジエは、思い出のドイツ戦でトップ争いを演じ、タイトル争いへの勢いを高めていく構えだ。今季、コルシカ以来のターマック戦となるラリードイツに向けて、チームはアップグレードしたエンジンを投入。テストでは、雨天で走行する機会にも恵まれ十分なデータを取ることができたようだ。

これまで、ドイツでは3回の優勝経験を誇るオジエは「いつもいいパフォーマンスを見せられているドイツでの目標は、確実に好リザルトを収めて選手権での勢いを少し高めること」と語る。
「テストでは様々なタイプの天気を経験できたのは、ポジティブなこと。軍事エリアのステージでは、ここ数年は、タイヤをマネジメントしなくてはならなかったので、あまりハードにはプッシュできなかったが、今回は通常とは逆方向で走るので今年もかなりの試練になりそうだ。トリッキーなセクションだが、このラリー自体、トリッキーな場所が多い。パンクした場合のリスクは通常より高く、ブドウ畑のエリアでは縁石が多く、バウムホルダーでは路面の小さくて尖った石でやられることも多い」

一方、ドイツの初参戦となった2017年に、いきなりステージウインを叩きだしているエサペッカ・ラッピは、昨年は総合3位にも食い込んでいる。
「6月に行ったテストは、とても有意義だった。軍事エリアで半日行った後、丸一日をテストに費やし、ラリー中に予想されるあらゆる路面を少しずつ試すことができたが、C3 WRCのフィーリングはよかった」とラッピ。
「しかし、ライバルに対しての力量を測るのは、難しいものだ。自分は、サトリーでターマックの感触を取り戻す時間も取れたので、このトリッキーなラリーに対しての準備は万端。速さとともに、アクシデントも多いので安定した走りをすることも必要だ。昨年、自分がポディウムに上がった時のようにね」



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