スニネン、フィンランド不振の原因は「自分のペース」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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スニネン、フィンランド不振の原因は「自分のペース」

©M-Sport

WRCドイツのスタートを控え、ボスタルジーのサービスパークではMスポーツ・フォードのテーム・スニネンがメディアに囲まれ、母国で開催された母国戦での不振について質問が相次いだ。

このイベントを通して、目立ったタイムは市街地で行われた開幕のショートステージでの6番手タイムのみと全く奮わなかった。このトラブルについて思い当たることは「自分のペース」と語る。

「マシンのフィーリングはよかったが、自分のいつものタイムよりも全般的に1kmあたり0.5秒遅かった」とスニネン。新コ・ドライバー、ヤルモ・レーティネンとの参戦はこれが2度目だったが、コンビネーションに関しては満足を見せており「ヤルモ・レーティネンは、間違いなく自分にたくさんのことを与えてくれている!」とコメント。

テクニカル面で唯一、問題として可能性に挙げられるエンジンは、レギュレーションによりフィンランドでシーリングされ、ドイツでも使用しなくてはならない。

一方、7月のラリーエストニアで背中を負傷し欠場が続いているエルフィン・エバンスの復帰の見通しについては、トルコでの復帰は難しいとしている。

チームディレクターのリチャード・ミルナーは「トルコはラフなラリーなので、ここでエルフィンが復帰することにはなりにくい」と語った。

エバンスの地元ウエールズ在住の近い友人によれば、背中上部の椎骨2本にヒビが入っているのだという。状況的に、エバンスの復帰は、10月4−6日に開催される母国戦ラリーGBが現実的と言えそうだ。ドイツでも、ガス・グリーンスミスがフォード・フィエスタWRCのステアリングを握る。

M-Sport

なお、Mスポーツ・フォードからラリーフィンランド参戦を予定していたものの、直前テストでのクラッシュによりスタートできなかったヘイデン・パッドンの参戦の可能性については、今のところ情報は入ってきていない。パッドンは先日、ニュージーランドでEVラリーカーの製作プロジェクトを発表したばかりだ。
(Martin Holmes)



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