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©FIA
開催中のWRCドイツ、ボスタルジーのサービスパークでは、WRCカレンダーの発行がさらに遅れるという説明が行われた。WRCプロモーターの担当者によれば、2020年のWRCカレンダーが発表される最新の予定は、さらに「1〜2週間」かかるとのことだ。
それまでは、カレンダーは間違いなくラリードイツのスタート前に発表されるとされていた。この担当者は、お手上げ状態にも見えるこの遅れは、プロモーターとFIAの間で同意が得られないことよるものではないかという憶測を否定。何度も行われた発表の予定変更(当初は6月のワールドモータースポーツカウンシルで発表されることになっていた)はその都度、事前にプロモーターとFIAは確認しあっていたことを強調した。
一方で、各イベントの主催者はこの遅れにより困難が増えることに苦労している。これは、守秘義務の規定に縛られることで交渉に影響するだけでなく、プロモーターと主催者が個々に行う契約にも影響が及んでいる。
(Martin Holmes)