ティエリー・ヌービルとセバスチャン・オジエはいずれも、ドライバーズ選手権でオィット・タナックに対する選手権ポイントのビハインドを広げられてWRCドイツ戦を迎えることになった。特にヌービルは、ここ2戦連続で6位フィニッシュと不振が続き、6月上旬のポルトガル以来、ポディウムに上がっていない。
前戦のフィンランドでは、豪雨に見舞われたためにセッティングで実のあるテストを行うことも、新しいパーツの理解を深めることもできなかった。チリでは選手権首位でスタートしたものの、序盤のミスにより選手権での勢いを失い、そこからリカバリーができていない。このドイツでは、パンクを避け切ることができれば好リザルトが期待できるが、トルコはラフになると見られており、マシンを労ることが成功への道筋となる。
(Martin Holmes)