FIAアジア・パシフィックラリー選手権アジアカップ/JAF全日本ラリー選手権第8戦「RALLY HOKKAIDO」は、SS4までの走行を終えて、マイケル・ヤング/グレン・マクニール(トヨタC-HR)が2番手に1分38秒3のリードを築いてAPRC首位に立っている。
全日本ラリー選手権のJN1クラスでは、新井大輝/小坂典嵩(SUBARU WRX STI)がトップ。新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が9.6秒差で2番手につけている。
各クラス上位選手のコメントは次のとおり。
APRC 首位
マイケル・ヤング
「いい走りができたよ。マシンが新しいし、まだ学んでいる状況を考えれば、OKな状況だし、ラリーをエンジョイしている。コンディションは路面がかなりハードだね。SS3の後半5kmくらいはブレーキの調子がいまいちで、自信を持って走れなかったけれど、それ以外は大きな問題はない。このまま午後もラリーをエンジョイして、学んでいくよ」
APRC 2番手
増村 淳
「順調に平常心で走れています。クルマも調子よく、気持ちよく走れています。路面は滑ったり、グリップしたりで難しいですね。思ったよりもタイヤは減るし、想定とは違った状況になっています。午後はこのペースを守って、楽しめればと思っています」
APRC 3番手
小西重幸
「ステージはすごく面白いと思うんですけど、もっと攻めていきたいんですが、クルマがついてこない感じがあります。攻めすぎると危ないので、難しいです。ジャンプやバンプでクルマがかなり跳ねるので、行きたい気持ちを抑えて、スムーズに走ることを心がけたいです」
JN1 首位
新井大輝
「クンネイワのジャンプでボディ下を打ってしまって、アライメントが狂ってしまいました。そこから少し抑えてしまいました。ここ(SS4)で父に3秒負けたのかな? かなりタイトなバトルですが、なんとか頑張っています」
JN1 2番手
新井敏弘
「頑張ってるんだけど、大輝に少しずつ負けてしまうんだよなぁ……。道の状況は少し難しいですね。午後もこのまま行くしかないですね」
JN1 3番手
鎌田卓麻
「結構攻めているんですがトップ2台が速いので、サービスではちょっとセットを入れ替えてみています。ハブがおかしい感じがして。セッティングについては、ちょっと前後バランスが悪く、立ち上がりでテールスライドが残ってしまうので、それを修正する感じです。午後は、今のペースから極端に速くなることはないので、ロスを減らしたいですね。距離が長いのでちょっとしたロスでも、積もり積もると5秒6秒になってしまうので、淡々とペースを維持していきます」
JN2 首位
眞貝知志
「クルマを仕上げてきた甲斐があって、安心感のあるクルマになってくれています。ただ、やはりノートで拾い切れていない危ない箇所がいくつかあって、自分にはこれ以上は無理してあげられないかなと。上げられる箇所もたくさんあるけど、上げてはいけない箇所もいくつかあったので。そういう部分のメリハリはもっともっと経験を積まないと。クンネイワは残り9kmのところで右リヤをパンクしてしまって、引きずりながら走りました。ゴールしたところで上原選手に追いつかれたので、1分程度ロスした感じですね。無理してタイヤ交換しなくて良かったと思います。午後に向けては、ノートの修正がし切れたかというと不安も残るので、このペースで頑張るしかないですね」
JN3 首位
山本悠太
「結構な距離を走ってきたんですが、曽根選手と僅差で気が抜けないですね。路面は思ったよりも良いです。ギャップがちょこちょこ出来ていますが、そんなにきになるほどではなかったです。何度か危ない局面もあったので、慎重に走りたいと思います」
JN4 首位
古川 寛
「それなりに今日は乗れている感じがします。行けそうだと思っていたら、関根選手がクンネイワでコースアウトしていました。ステージ後半のジャンプの辺りです。香川選手とのタイム差もないので、気を抜かず走ります」
JN5 首位
天野智之
「とりあえずなんとかトップにいますが、途中で熱の影響でダンパーが保たなくなってしまいました。クンネイワでペースを抑えることになりました。サービスで減衰を上げてみて、様子を見ようと思っています」
JN6 首位
大倉 聡
「抑えすぎてしまったところがありました。ダンパーがすごくいいし、タイヤも変更したので、それを確かめながら、完走を目指しています。全体的にウェットでルーズな箇所があって、すごく難しいです。午後はさらに道の状況が変わると思うので、集中力を切らさないように走りたいです」