FIAは10月4日、ワールドモータースポーツカウンシルの会合をドイツのケルンで行った。
WRC関連の決定事項では、現状のWRC2Pro選手権が、WRC2クラスのマニュファクチャラー、プライベーターチーム対象となり、個人のラリー2(R5マシン)コンペティターを対象としたシリーズは「WRC3」となることが発表された。この流れは、FIAのラリーヒエラルキーに沿って構造をシンプルにするためのもので、プロチームの参戦を促進するとともに、セミプロやアマチュアの道筋を明確にすることを意図しているという。
WRCマニュファクチャラーに対する配慮として、イベント毎のポイント獲得対象となるドライバーの登録をより柔軟なものとすることが決定され、チームの登録ドライバーの決定の締め切りが、前戦終了後の月曜日の12時となる。
デイリタイアにより各ステージやスーパーSSを走行しなかったことに対するタイムペナルティは7分から10分に変更され、FIAの全ラリー選手権で統一される。
WRC2Proは2019年から創設された新シリーズで、先週末のウェールズ・ラリーGBでは、カッレ・ロバンペラが初代チャンピオンの座を確定させている。