本日、全日本ラリー選手権最終戦MSCCラリー in ふくしまの主催者は、度重なる台風の影響により、エントラントに対して大会の開催中止(JAF全日本ラリー選手権カレンダー取消)をJAFに申請していることを明らかにした。
主催者によると、いわき市内の競技コースとして使用予定の林道(長草線/萱山線/日渡高野線/鶴石山線/椚合折松線/西根線)が、9月9日の台風15号による大雨によりダメージを受けており、いわき市とともに路面補修を実施する計画で進めていたところ、先日の台風19号による影響によりさらに深刻なダメージが予想され、林道の一部では路肩崩壊等も発生していると思われるとのことだ。
現在は林道に接続する国道や県道も通行止め(路肩崩落)となっている箇所も多く、リエゾン区間を含め競技コースで使用する林道へも立入れない状況だという。また、林道よりも一般道の補修等が優先となるため、林道補修が開催期日までに完了するメドが立たないことから、中止の申請を行っている。現在は開催中止を申請中だが、JAFの承認を受け正式に中止が決定し次第、主催者公式ウェブサイト(http://www.mazdasportscarclub.jp)で中止の発表を行うとのことだ。
このまま開催が中止となれば、第9戦終了時点でのランキングが最終結果となるため、JN1クラスは新井敏弘/田中直哉、JN4クラスのドライバー部門は関根正人がチャンピオンを獲得することとなる。