タイトル狙うオィット・タナック「自分ができる最大限のことを」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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タイトル狙うオィット・タナック「自分ができる最大限のことを」

©Naoki Kobayashi

今週末のWRC第13戦スペインでチャンピオン獲得の可能性があるトヨタのオィット・タナックに、ラリーに臨む意気込みを聞いた。

ここでタイトルが決まる可能性がありますが、今の気持ちは。
「ある意味とてもワクワクしていると言えるね。とても重要な週末だし、残り2戦で良い結果を残すことはとても重要だ。もちろんプレッシャーはあるが、僕としてはそれをとてもポジティブに捉えている。真の目標は、きちんとパフォーマンスを出して、ベストを尽くして、自分の仕事をすることだ。僕自身は自分ができる最大限のことをやっていくつもりだ。それがタイトル獲得に十分足りるものであることに期待している。優先順位は、今週末に是が非でもタイトルを獲ることではない。オーストラリアで達成してもいいと思っている。でもそのチャンスが巡ってくれば、その機会は逃したくない。今回獲る方が、次のチャンスを待つよりもいいからね」

今回のラリーのポイントは何になると考えていますか?
「金曜日はとても重要な1日になる。グラベルの方がタイム差を広げることができるし、ターマックでタイム差をつけるのは難しい。でもラリーを通じて、グラベルとターマックの両方で良いリズムをキープすることが重要だ。それに、タイヤチョイスも重要だ。特に今回のような天候の場合にはね。路面がどの程度乾くか観察する必要がある。慎重に選ばなければならない」

ドイツやGBで接戦になった理由のひとつは、ヤリスの新しいリヤウイングが原因なのではないかとティエリー・ヌービルは言っていますが、いかがでしょう。
「リヤウイングに関してはこれまでと同じ程度のダウンフォースだと思うので、他のチームが開発を続けて向上してきているため、僅差になっているのだと思う。彼らがとても速くなってきているので、我々も反応しなければ手遅れになってしまう。常に開発を続けることが重要だ」

では接戦になっている理由とはなんでしょう? あなた自身が、全SSベストを狙うのではなく、ラリー全体を考えたペースメイクをしていたからでしょうか?
「フィニッシュしてポイントを獲得することがとても重要であることは言うまでもない。ラリーで優勝することだけを最優先事項にすることは良くないと考えている。あくまでも選手権のタイトルを狙うことが優先だ。僕としてはチャンピオンになることを目標としているんだからね」
(Keiko Ito)



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