トヨタがダカールラリー2020参戦体制を発表、アロンソを起用 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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トヨタがダカールラリー2020参戦体制を発表、アロンソを起用

©TOYOTA

トヨタは、WRCラリースペインが開催されているサロウで10月24日、2020年のダカールラリーに参戦するワークスチーム体制を発表した。ドライバーのひとりに、元F1パイロットのフェルナンド・アロンソを起用する。
(以下、チームリリース抜粋)


2020年の1月に行われる来年のダカールラリーは、初めてサウジアラビアを舞台に戦われます。TOYOTA GAZOO Racingのワークスチームは、ナッサー・アル-アティヤ/マシュー・ボーメル組、ジニエル・ド・ヴィリエール/アレックス・ハロ組、ベルンハルト・テン・ブリンク/トム・コルソール組、そしてフェルナンド・アロンソ/マルク・コマ組の4台体制で参戦します。

2012年よりダカールラリーに参戦し、TOYOTA GAZOO Racing South Africaとして、このチームは2019年大会でアル-アティヤ/ボーメル組がトヨタ車初の総合優勝を果たしています。チームのこれまでの戦歴は、3位(2012年)、2位(2013年)、4位(2014年)、2位(2015年)、3位(2016年)、5位(2017年)、2位(2018年)となっています。

今回TOYOTA GAZOO Racingは経験豊富なラリーレイドスペシャリストたちに、このカテゴリーへの新しい挑戦者を加えた新体制で、伝統あるダカールラリーに臨みます。複数回のFIAワールドカップ・クロスカントリーラリーチャンピオンのアル-アティヤ/ボーメル組は、今年に引き続きダカールラリー2連覇を目指します。2009年のダカール勝者であるド・ヴィリエールは、新たなナビゲーターとしてハロと組みます。2人は今月初めに行われたダカールラリーの前哨戦ラリー・モロッコで自身4度目の勝利を挙げました。同じくラリー・モロッコウィナーであるテン・ブリンクは、トラックカテゴリーなどで活躍してきたコルソールと再びコンビを組みます。

F1で2度の世界チャンピオンを獲得、デイトナ24時間で優勝、TOYOTA GAZOO Racingでル・マン24時間レース2連覇、そして現FIA世界耐久選手権のチャンピオンであるアロンソは、4台目のハイラックスを駆り2020年のダカールラリーに挑戦します。アロンソはレーシングドライバーとしての能力を更に高めるため、様々なモータースポーツのカテゴリーに挑戦しており、このダカール挑戦もその一環です。アロンソとコンビを組むのは6度のFIMクロスカントリー世界チャンピオン、そして2輪車部門で5度のダカール優勝という輝かしい経歴を持つコマです。このスペイン人コンビが、彼ら自身にとって異なるカテゴリーへ挑戦すべく、8月からヨーロッパやアフリカ、中東の様々な環境、またバラエティに富んだ路面コンディションで過酷なトレーニングを続けています。アロンソとコマは予定されていた倍以上の距離を走破し、最も厳しいモータースポーツイベントのひとつであるダカールラリー走破へ向けて、能力の高さを証明してきています。

TOYOTA

4組のクルーが乗り込むトヨタ・ハイラックスは、ラリーレイド専用に南アフリカで開発されました。このモデルは2018年にフルモデルチェンジし、ダカールラリーにデビュー。その高い車両性能で2位、3位フィニッシュし、2019年の初勝利への礎となりました。TOYOTA GAZOO Racingの理念である「もっといいクルマづくり」に基づき、チームはハイラックスの改良を続けており、その最新型車両がダカールラリー2020に挑みます。ラリーレイド仕様のハイラックスは、4輪独立サスペンション を備えた4輪駆動車で、5リッター自然吸気V8エンジンをフロントミッドシップに搭載しています。

2020年のダカールラリーは、サウジアラビア国内のみを舞台として行われます。1月5日(日)に西部の都市ジェッダをスタートし、まず北へ向かった後、東南へ進路を変え、首都リヤドで中間の休息日を迎えます。ラリー後半戦は世界最大級の砂漠であるルブアルハリ砂漠を越え、1月17日(金)にリヤド近郊のアルキディアでゴールを迎えます。



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