11月8日(金)〜10日(日)にかけて、愛知県と岐阜県を舞台に開催される「セントラルラリー愛知・岐阜2019」。新井大輝はイルカ・ミノアと組み、ヨーロッパラリー選手権(ERC)でもドライブしたシトロエンC3 R5のステアリングを握る。
今回、新井がドライブするのは、ERCで使用したマシンではなく、マッズ・オストベルグがWRC2プロで実際に使っていたワークスカーだ。
「全日本選手権のタイトルなど、特に何かが懸かっているわけではないので、無理せずに走ってしっかりデータを収集したいです。今回、参戦に協力してくれたシトロエンやピレリに、このラリーでのフィードバックをしっかり行うのが、ターゲットになります。来年、ラリージャパンがあるので、どこのメーカーもデータを欲しがっているんです」
しかし、マシン到着から参戦まで時間があまりなく、非常にタイトなスケジュールでの参戦実現になった。
「クルマはグラベル仕様で到着して、ターマックのセットも2日前に到着したばかり(笑)。なんとか組み上げて、少し動かしました。セットアップなども何もできていない状況ですけど、クルマがちゃんと動く、真っ直ぐ走るということは確認できました。でも、ワークススペックはやっぱり違いますね。とにかく、明日から走りながら調整してデータを取って行きたいです」
レッキで走行した愛知、岐阜のステージは、路面の汚れが気になったという。
「道がだいぶ汚れているので、そこは注意したいです。路面はスムースだけどすごく狭くて、台風の影響かドロドロのセクションもあるので、注意が必要です。ちょっとでもスライドしたら日本独特の排水溝もあるので、落ちてしまう。スピード域は低いんですが、車幅感覚に気をつけたいです」