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MINI WRCチームは2012年の体制を発表した。
すでにラリーモンテカルロのエントリーリストに記されているとおり、ドライバーは37号車のダニ・ソルドと52号車のピエール・カンパーナ。カンパーナは、2011年にFFSAのバックアップを受けてカスタマースペックのMINI JCW WRCをドライブしており、マシンへの習熟度については問題なさそうだ。
チームの代表を務めていたデイビッド・リチャーズが退き、テクニカルディレクターを務めてきたデイブ・ウィルコックが兼任することとなった。リチャーズは第一線から退くものの、いくつかのイベントに帯同しつつウィルコックの指導をするなどアドバイザー的な役割を担う。
ソルドは「ラリーモンテカルロは僕の好きなラリーだ。ステージはどこも最高にいいしね。ラリーに向けてのテストはとてもよかったよ。マシンの感触も悪くない」と手応えを語る。一方のカンパーナも「去年のモンテでは2WDクラスで優勝しているんだ。その経験を活かして、速さを証明したい」と意気込み十分だ。
マシンのカラーリングは赤を基調にチェッカードフラッグというデザインは変わらないものの、フランスのスーパーマーケットチェーンであるルクレール(e.leclerc)がスポンサーとして入っている。