WRC最終戦ラリーオーストラリアの開催がキャンセルになったことに、シトロエンはこの賢明な判断を全面支援することを明かした。安全を最優先とした行動をとった主催者やWRCプロモーターを支持すると同時に、この災難の影響を受けた地元地域の人々を見舞う気持ち、休む間もなく鎮火活動を行う人々への尊敬の念を明かした。
最終戦がキャンセルになったことで、ドライバーズ選手権ではセバスチャン・オジエは3位、エサペッカ・ラッピは10位、マニュファクチャラーズ選手権ではシトロエンは3位でシーズンを終える。
セバスチャン・オジエ
「ラリーがキャンセルになったことはもちろん悲しいが、この状況では、ほかに選択肢はなかった。シーズンをいいリザルトで終えたかったが、今、この州では優先すべきことがあるのは明白だ。このひどい状況の影響を受けているすべての方々に、お見舞いを申し上げたい」
エサペッカ・ラッピ
「この森林火災で色々なものを失った方の気持ちは計り知れない。また、これ以上のダメージが及ぶことを抑えるために戦っている消防士や緊急活動スタッフのみなさんのことも心に思っている。ラリーの面では、今回は大きなチャンスがあったと思うし、大好きなイベント。でも、ラリーをキャンセルしたことが正しい選択だったことは言うまでもない」