1月5日(木) 第5ステージ チレシト〜フィアンバラ
モト&クワッド リエゾン:151km/SS:265km
オート リエゾン:246km/SS:177km
2012年ダカールラリーの第5ステージは5日、チレシトからフィアンバラまでのステージが行われ、クリストフ・ホロウィック(MINI)がステージウィン。総合トップを走るステファン・ペテランセル(MINI)とのギャップを4秒まで詰めた。
この日のフィアンバラまでの第5ステージは、夜通しリオハとカタマルカ州周辺に降った豪雨により30マイル短縮されることになったが、そんな中第3ステージに首位を走っていたホロウィックが快走。このイベントで初のステージトップをマークし、この日3番手タイムとなったペテランセルに4秒差と肉迫した。
第4ステージまで2番手を走っていたジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)は45マイル付近でストップ。20分を失い、総合5番手に後退することに。一方、ステージ2番手タイムを叩きだしたのはロビー・ゴードンのハマー。総合でも4番手に浮上した。
ゴードンのチームメイトであるナッサー・アル-アティヤー(ハマー)はこの日もトラブルに見舞われることに。オーバーヒートに見舞われCP2でストップを喫し11番手。総合では8番手となっている。第5ステージを終えて総合トップはペテランセル、以下ホロウィック、ナニ・ロマ(MINI)、ゴードン、ドゥビリエというトップ5となった。
三橋淳が市販車部門のトップをキープしたまま第5ステージを迎えたチームランドクルーザー・トヨタオートボデーだが、第4ステージで2号車寺田昌弘が転倒を喫しリタイアとなったため、三橋の1号車に注力することに。三橋は途中水温上昇により慎重なフィニッシュとなりSS2番手となったが、市販車部門のトップをキープしている。
日野レンジャーを2台走らせる日野チームスガワラは、排気量10リットル未満クラスの首位を行く2号車菅原照仁が盤石の走りでトラック部門総合18番手、クラス首位で第5ステージを終えることに。1号車菅原義正は総合25番手、同クラス4番手につけている。
なお、この後ダカールラリーはチリに入っていくことになるが、フィアンバラからコピアポまでの第6ステージはアンデス山脈のコルディエール峠の悪天候によりキャンセルとなり、競技者とチームクルーの安全を考慮し、コンボイで移動することとなった。