WRCプロモーターにとってまたひとつ残念なニュースが、シュコダ・モータースポーツが開催した2019シーズンの祝賀会で明らかとなった。同社が2020年のWRC2プロに参戦しないことを発表したのだ。これにより、WRCに公式参戦するマニュファクチャラーがさらに減ることになった。
マニュファクチャラーの支援を受けるクルーを対象に2019年に創設されたWRC2プロ選手権で、シュコダはマニュファクチャラーズ、ドライバーズ、コ・ドライバーズ(カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン)のタイトルを獲得している。一方で、プライベーター対象のWRC2選手権でもピエール・ルイ・ルーベがタイトルを獲得したことに加え、FIA地域ラリー選手権6シリーズのうち3シリーズを制したほか、国内戦タイトルの獲得は23に及ぶ。シュコダは、ファビアR5の開発は継続し、カスタマー向けのサービスは継続すると伝えているが、今後はWRC参戦でブランド向上を促進することは行わないという。
シュコダ・モータースポーツは、これまでに320台以上のファビアR5がプライベーターやインポーターチームに販売されたことも発表している。
(Martin Holmes)