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Mスポーツ・フォード、エサペッカ・ラッピの加入を発表

©M-SPORT / @World

Mスポーツ・フォードは、2020年のWRC参戦チームのドライバーズラインナップを発表。テーム・スニネン、ガス・グリーンスミスに加え、エサペッカ・ラッピの加入を明らかにした。

2020年、フォード・フィエスタWRCで戦う3人のドライバーの平均年齢は、25歳。さらに、エンジニアの平均年齢も30歳と若く、チーム代表のリチャード・ミルナーもまだ35歳と、非常に若いチームとなった。

WRC優勝経験のあるラッピがエース格として、チームを牽引する。2012年に圧勝でフィンランドチャンピオンに耀いた時のマシンは、フォード・フィエスタS2000だった。そして8年後、再びフォードで今度はWRCのトップリザルトを目指す。

スニネンは、WRCフル参戦2シーズン目。2018年には初めてポディウムに上がっており、2019年は初めてラリーリーダーとなるなど順調に成長を見せている。

2組のフィランド人コンビとともに、グリーンスミスは3台目のフォード・フィエスタWRCで、モンテカルロを皮切りに、メキシコ、アルゼンチン、ポルトガル、サルディニア、フィンランド、トルコ、ドイツ、GBとWRC9戦に参戦する。2019年は初めてWRカーでの参戦を経験し、エルフィン・エバンスが負傷離脱した際にも代役を務めた。

ようやく2020年のラインナップを発表したMスポーツのマネージング・ディレクター、マルコム・ウィルソンは「今年は、いろいろな意味で自分たちのルーツに立ち戻った」とコメント。
「若いチームに、2組のフィンランド人コンビを迎えることになった。これまでもマーカス(グロンホルム)、ミッコ(ヒルボネン)、ヤリ‐マティ(ラトバラ)と、フィンランド人ドライバーとともに数々の成功を収めてきた。次世代のフライングフィンがどのような成長を見せてくれるのか、とても楽しみにしている」

「チームは若いかもしれないが、彼らには経験や、さらに上を行こうという大志を持っている。2020年、彼らがどこまでできるのか、ぜひ見てみたい」

シトロエンがシリーズ離脱を電撃発表した後、シート探しに奔走し、ようやくフル参戦のシートを獲得したラッピは「新しい冒険を心から楽しみにしているし、自分たちがどこまでできるのかワクワクしている」とコメント。

「Mスポーツ・フォードは、ラリーに対して本当に情熱を抱いている。たくさんの才能あるドライバーがこのシートを目指していたので、チームが自分を信頼してくれたことが本当にうれしい。
今週からテストを始めるが、フィエスタのことを知るのがとても楽しみだ。自分が最後にフォードをドライブした時は、たくさん成功の収めたし、今年もそのような流れになれば最高だ」



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