TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは1月10日、開催中の東京オートサロン会場で2020年のFIA世界ラリー選手権の参戦体制を発表。一新された3クルーとともに、最終戦のラリージャパンを含め今季WRC8戦に参戦する勝田貴元が揃って登場した。
(以下、チームリリース)
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、1月10日(金)から12日(日)にかけて開催中の東京オートサロンで、2020年のFIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦するヤリスWRCを公開。新たにチームに加わったセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンの3組6選手も参加し、日本のファンの前で来たる新シーズンのチーム体制を発表しました。
2010年以来となるWRCラリージャパンが今年11月に中部地方で開催されることもあり、チームは初めて日本でシーズンの参戦体制発表を行うことを決めました。また、その会場となった東京オートサロンでは、TOYOTAがWRC参戦によって得た知見と技術を投じて開発した「GRヤリス」のワールドプレミアも行ないました。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは2017年にWRC復帰を果たし、2018年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得。昨年はドライバーズタイトルとコ・ドライバーズタイトルを獲得しました。今年で4シーズン目を迎えるヤリスWRCは開発をさらに進め、軽量化とエンジンのアップグレードを含む改良を施しました。また、新たに3人のドライバーがチームに加わり、速さと経験と若さがミックスされた理想的なラインナップで今シーズンも最高の結果を狙います。チームにとって2020年最初のWRCイベントは、1月23日から26日にかけて、モナコおよびフランスで開催される開幕戦「ラリーモンテカルロ」となります。
トミ・マキネン(チーム代表)
「新加入の選手たちとともに、日本でシーズンの参戦体制を発表できることをうれしく思います。ラリージャパンが今年WRCに復帰することが決まりとても楽しみですし、それだけに日本の多くのクルマファンの皆さんと一緒に、シーズンの始まりを迎えられるのは素晴らしいことです。2020年仕様のヤリスWRCの外観は昨年のクルマと似ており、コンディションが異なる多くのラリーで強さを示したパッケージの大部分を受け継いでいます。それでも、“もっといいクルマ”に鍛えるべく小さな改善を積み重ね、より軽量かつパワフルなクルマで新たなるシーズンに臨みます。才能豊かな我々の新ドライバーたちはきっとすぐクルマに慣れてくれると思いますので、今シーズンもまた最高の結果を狙えると確信しています」