元F1ドライバーの山本左近(写真左)が、K−oneレーシングからラリー参戦に乗り出すことを、開催中の東京オートサロン2020で発表した。山本がラリー競技に挑戦するのは初めて。まずは経験を積むため、トヨタ86でTGRチャレンジに参戦してラリーを学び、シーズン中盤には全日本ラリー選手権にもスポット参戦。状況が整えば、GRヤリスでの2020年WRC最終戦のラリージャパン参戦を希望しているという。
また、2015年と2019年に同チームから全日本ラリー選手権に参戦している織戸学(写真右)も、今季のラリー参戦の意志を表明しているという。
山本は「これまでフォーミュラカー、GTカー、フォーミュラEにも乗ってきましたが、初めてラリーに挑戦します。地元の愛知県で開催されるWRC戦に参戦できるなんて、これほどうれしいことはありません。また、みなさんに走る楽しみを知ってもらいたいという気持ちで活動を続けてきましたが、ラリーはナンバー付き車両で参加する競技。まさにみなさんと同じ目線で活動できる。それが、今後の自分の活動のプラスになると感じています」と抱負を語った。
「プロフェッショナルな人たちと一緒に仕事をして、一歩一歩積み重ねていきたい。自分の挑戦は、赤ちゃんのヨチヨチ歩きのようなところから始まっている。どのように成長していくのか、その過程をみなさんにも楽しんでいただきたい」