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ヒュンダイ、ベイビーとグリアジンをWRC2にエントリー

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ヒュンダイ・モータースポーツは、2020年のWRC2にオーレ・クリスチャン・ベイビー、ニコライ・グリアジンのドライバーふたりをヒュンダイi20 R5でエントリーさせることを発表した。現状、少なくとも8戦のプログラムが組まれており、開幕戦のラリーモンテカルロでは、レッドグレイチームがヒュンダイ・モータースポーツNの運営を担う。

ベイビーはノルウェー出身の23歳、グリアジンはロシア出身の22歳と若いドライバーズラインナップ。昨年はいずれもWRC2で才能を見せており、ベイビーはスウェーデン、グリアジンはフィンランドで部門優勝を飾っている。

運営を担うレッドグレイチームは、マルコ・マルティンの運営するMMモータースポーツが2020年から名称を変更したもの。拠点はこれまでどおりエストニアとなる。モンテカルロに向けて、ベイビーとグリアジンは先月、フランスのギャップでテストを行い、i20 R5とピレリタイヤの組み合わせで適応を図った。

チーム代表のアンドレア・アダモは「WRC2にエントリーすることは、ヒュンダイ・モータースポーツにとって様々な理由で重要な決断だ」と語る。
「まず、WRC全体に向けての我々の関わりを再確認し、強めることにつながる。テクニカル面では、アップグレードしたばかりの2020年型i20 R5の競争力とパフォーマンスを証明することができる。世界のラリーファンを前に様々な道でマシンのペースを披露する絶好のチャンスを得ることは、非常に意義のあるものだ。レッドグレイチームと、高い意思を掲げる若いドライバーたちとともに取り組むことを楽しみにしている」

ワークス支援を受けてWRCの舞台で戦うチャンスを得たベイビーは「ヒュンダイ・モータースポーツに加入できて、とてもいい気分だ」と意欲を見せた。

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「僕らは、とてもコンペティティブなチームになると思うよ! スタートが待ち切れない。常にトップを目指していることを隠したりしないよ。強くなれるポテンシャルがあると思うし、チームとしていい戦いができると思う。自分はこれまで様々なR5マシンをドライブしてきたので、その経験がi20 R5の開発にも役に立てられるといいね」

チームメイトとなるグリアジンは「2020年、WRCのチャンピオンチームに加入できるなんて、素晴らしいチャンスだ」と喜びを見せる。

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「WRC2プログラムに向けて、チームの高いモチベーションや自分へのサポートを感じられて、最高の気分。マニュファクチャラーに関わることで、自分のキャリアはまたひとつステップを上がる。将来、ヒュンダイ・モータースポーツとともにさらに上のレベルを目指せると思う。チームとともに最高のリザルトを収めるために、必死に取り組んでいくよ。チームメイトからも、たくさんのことを教えてもらえる。自分にこのプログラムを与えてくれたヒュンダイ・モータースポーツとアンドレア・アダモに、心から感謝しているよ」

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