WRカーベースのMINIで今季の世界ラリークロスにスポット参戦することを表明していた英国のJRMレーシングが、5月のホッケンハイム戦で緒戦を迎えることを発表した。米国のデイブ・ミラとダニー・ウェイが、チームUSRXとしてエントリーする。
先日、スペインのバルセロナで行われた世界ラリークロス選手権のメディアデイには両ドライバーも登場し、1.6リットルのMINIラリークロスで走行を披露した。
JRMのエグゼクティブ・ディレクター、ジェームス・ラムゼイは「デイブとダニーは2014年、世界ラリークロスの進捗を注視してきており、その内容には非常に感銘を受けた」とコメント。「2人とも近いうちにシリーズに参戦することを希望していたので、ホッケンハイムはシリーズや我々のMINIの感触をつかむためには、絶好のイベントだ」
「2015年はさらに何戦か挑戦し、2016年にはフル参戦を目指したい」
ミラとウェイは、BMXでは、それぞれスタントライディングとスケートボードでのスター選手。ラリークロスでも米国、ヨーロッパ、英国での参戦経験がある。特にミラは、スバルラリーチームUSAで米国ラリー選手権にも参戦した経験があり、米国のグローバルラリークロスではレギュラードライバー。
「世界ラリークロスはとても素晴らしく、JRMレーシングからホッケンハイムに参戦できることになり、とても興奮している」とミラ。「競技レベルは非常に熱いので、まずは勉強することから始めるが、自分は常に100%以下で取り組んだことはないし、MINIラリークロスも気に入っている。いい週末になることを願っているよ」
なお、このホッケンハイム戦は、初めてDTMとの併催で行われる。