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WRCモンテカルロ:SS1でベストタイムのオジエが総合2位発進。エバンスは総合4位、ロバンペラは総合7位につける

 

1月23日(木)、2020年WRC第1戦ラリーモンテカルロが開幕。モナコでのセレモニアルスタートに続き、フランス山中で2本のナイトステージが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が総合2位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合4位に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組が総合7位につけ、トヨタはチームの全選手が順調に初日のステージを走破した。
(以下、チームリリース抜粋)


モナコ湾に面したアルベール1世埠頭で午後5時からセレモニアルスタートが行なわれ、ラリー・モンテカルロは華麗に開幕しました。その後、選手達はフランス山中へと移動し、午後8時38分に最初のSS1が始まりました。暗闇に包まれた全長17.47kmのステージは完全なドライコンディションで、初めてヤリスWRCでSSに臨んだオジエがベストタイムを記録。エバンスは1.9秒差の3番手タイム、ロバンペラは5番手タイムと、3選手とも好調なスタートを切りました。続くSS2は雪や凍結区間も多くある非常にトリッキーな路面コンディションとなり、オジエは2番手タイムを刻み、首位と19.1秒差の総合2位でデイ1を走破。エバンスは4番手タイムを記録し総合4位で、ロバンペラは7番手タイムをマークし総合7位で初日を終えました。

トミ・マキネン(チーム代表)
我々にとって今晩は良いスタートになりました。最初のステージでのセバスチャンとエルフィンの走りは素晴らしく、彼らはクルマに良いフィーリングを感じ、自信を持ったと思います。カッレもまた良い走りでしたが、軟らかめのタイヤを履いていたので、タイヤを少しオーバーヒートさせてしまいました。2本目のステージは非常に難しいコンディションでしたが、3選手とも問題なく走り切りました。まだまだ先は長く、彼らは良い位置につけていると思います。

セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 17号車)
最初のステージは良い出だしでした。路面は完全にドライでグリップは安定しており、きっとこの週末もっとも簡単なステージのひとつだったと思います。続く2本目のステージに関しては、今晩の最難関になるだろうと予め予想していました。とてもトリッキーなコンディションだったので、リズムを合わせようと走りが慎重になり過ぎてしまい、タイムを少し失いました。それでも、ミスをすることなく1日を走り切ることができましたし、まだ先は長いので、決して悪くないスタートだと思います。

TOYOTA

エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)
タイヤ選びに悩んだ、とても難しい夜間ステージでした。最初のステージはドライだと分かっていましたが、2本目は路面がかなり湿っており、気温が急激にマイナスに下がったため、凍っている区間が多くありました。自分のタイヤ選択が本当に正しかったのかどうかは分かりません。違う種類のタイヤをミックスして装着して走ると良いフィーリングを得にくいのですが、それを経験できたのは良かったですし、きっと明日に繋がるでしょう。

TOYOTA

カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)
今晩、WRカーで初めてWRCのステージを走り、とても良い気分でした。1本目はごく普通のターマックステージで、タイムも良く走りを楽しめました。2本目はモンテカルロらしいステージで、アイスバーンや雪、そして泥まで出ていたので安全な走りに徹しましたが、リタイアするよりは良かったと思います。このようなトリッキーなコンディションはテストの時に経験していなかったので、多くを学びながら、注意深く走りました。明日も楽しみたいと思います。

TOYOTA

ラリー・モンテカルロ デイ1の結果
1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 26m23.5s
2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +19.1s
3 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +25.1s
4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(トヨタ ヤリス WRC) +25.4s
5 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +51.0s
6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (フォード フィエスタ WRC) +1m07.8s
7 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) +1m18.5s
8 エリック・カミリ/フランソワ-クサビエ・ブレジ (シトロエン C3 R5) +1m58.6s
9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +1m59.6s
10 ステファン・サラザン/ケビン・パレント (ヒュンダイ i20 R5) +2m19.6s
(現地時間1月23日23時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

明日のステージ情報
競技2日目となる1月24日(金)のデイ2は、サービスパークを中心に、3本のステージを日中のサービスをはさんで各2回走行します。そのうち、SS4とその再走ステージであるSS7「サン・クレメン-フルシニエール」は、今年新たに加わったステージで、道幅の広い高速セクションと、狭くツイスティな低中速セクションによって構成されます。6本のSSの合計距離は122.58km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は429.90kmとなります。



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