開催中のラリーモンテカルロ、SS4で高速クラッシュを喫したオィット・タナック/マルティン・ヤルベオヤ組について、ラリーの主催者であるモナコ自動車クラブが状況を発表した。
ヒュンダイNo.8のクルー、オィット・タナック/マルティン・ヤルベオヤ組のSS4 St Clement – Freissinieresでのアクシデントは、1月24日金曜日、10時04分、9.2km地点で発生した。
マシンは高速で道を逸れ、何度も回転した後、ラリーコースの下の道で止まった。クルーはふたりとも自力で車外に出て、伝えられたところによると大きな怪我はない。ふたりは、10時09分に現場に到着したモナコ自動車クラブのドクターからチェックを受けた。その後、ヘリコプターが10時34分に現場に到着、10時36分にギャップ病院に向けて出発した。ふたりは11時04分に到着。緊急部門のメディカルチームに引き渡され、さらに検査が進められた。医学的な状態としては落ち着いているが、予防の観点と衝撃の強さから、ドクターは土曜日の朝までふたりの経過観察を続けることを決断した。
ヒュンダイもこれに続いて、続報を発信。クルーのi20クーペWRCはサービスパークに戻されたが、ふたりはラリーを続行しない。
チーム代表のアンドレア・アダモは「最も重要なことは、オィットとマルティンがあのアクシデントで無事だったことだ」とコメント。
「このような状況の中で我々が最優先にすることは、第一に、そして何よりもクルーの状態だ。あのようなアクシデントの後には、病院で検査を受けて問題ないことを確認することになっている。今晩はこのまま様子を見続けることになるが、これも通常の段取り。そして次に、我々は、マシンをサービスパークに持ち帰ってきた。クルーは今回のイベントからはリタイアする」