ラリーモンテカルロWRC2部門、Mスポーツのフォード・フィエスタR5 MkII勢は、アドリアン・フルモーが最上位の2位でフィニッシュした。
フルモーはベストタイムを7本マークするなど、ラリーをリードする速さを見せていたが、SS2、SS6と2回のパンクで優勝の望みを失った。
「週末を通してとてもペースがよかったので、少しフラストレーションの溜まるイベントになった」とフルモー。
「パンクがなく全員がイコールになっていれば、僕らがリードできていた。でも、これもラリーだし、そんな時もある。マシンやチームについてはすごくハッピーだし、この流れを維持してこの先のイベントでもトップ争いを続けていかなくてはならない」
チームメイトのレイ・イエーツはSS11でコースオフしてスタック、6分をロスしたが、部門4位と自己ベストタイのリザルトで今季のモンテを終えた。
「タフなイベントだった。モンテではコンディションは予測できないものだが、それにしても今年は特に難しかった」とイエーツ。
「SS2で小さなミスをしたので、それで躊躇するようになってしまい、そこからしっかり立て直せなかった。でも、チームとマシンはバッチリ。最終日はコンディションが安定していたので、少しプッシュもできた。土曜日は低速コーナーでいわゆる“モンテミス”をしてかなりタイムをロスしてしまったが、それ以外では新しいマシンでの初ラリーの内容にはかなり満足だ」
フォルモーとイエーツの活躍で、Mスポーツ・フォードはWRC2部門のマニュファクチャラーズ選手権で首位に立った。
WRC3では、ペドロが2回のパンクを克服し、自己ベストタイのクラス6位に向けて走行していたが、SS15でワイドになり、ラジエターにダメージを負ったため、ここでリタイアとなった。