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APRCチャイナ、初日トップはマクレー!奴田原文雄がコドラで登場

 

2011年APRC最終戦、チャイナラリー龍遊は11月4日にセレモニアルスタートとスーパーSS1本の走行で開幕、翌5日にさらに3本のステージを2ループする6SSが行われ、タイトル争いに挑むプロトンモータースのアリスター・マクレー(プロトンサトリアネオS2000)が首位に立った。
サウイーストクムホチームのヤリ・ケトマー(三菱ランサーエボリューションX)が58.6秒差の2位、マクレーとタイトルを争うチームメイトのクリス・アトキンソンはマクレーから1分55.6秒遅れの総合3位と出遅れたが、ケトマーはチームズ杯のみのエントリーとなるため、アトキンソンはAPRC順位では2位。
前戦終了時点でマクレーとアトキンソンは7ポイントしか離れていないため、タイトルの行方は最後まで分からない状況だ。

今週は再三雨に見舞われている龍遊周辺。5日も朝から豪雨となり、ラリーも走行が始まると雨は収まったが、路面には多量のウェットが残ったりマッドが掃き出されている。
本格的な競技走行が始まった5日に設定された3本のステージは、オールグラベル、ターマック&グラベルのミックス、オールターマックとそれぞれ全く異なるため、セッティングもタイヤ選択も非常にトリッキーな状態だ。

マクレーは、4日のスーパーSSでベストタイムをマークした後も快調にペースを上げ、5日の6SS中4本でベストタイムをマークし、2位以下を引き離した。
「スリッパリーだが、2位以下との差には満足している」と笑顔も見せるマクレーとは対照的に、「グラベルステージはとてもマディだった。あまり調子が上がらず、全体の出来にも納得していない」とアトキンソンは苦戦モード。
アジアカップでは首位マクレーに続き、ディフェンディングチャンピオンであるペルタミナクスコレーシングの炭山裕矢(三菱ランサーエボリューションX)が続いているが、マクレーとの差は4分25秒開いている。

2WD部門では、プロトンクスコラリーチームの番場彬(プロトンサトリアネオ=グループN仕様)が首位。同マシンで2WDタイトルを争うカラムジット・シンに35.8秒差をつける活躍を見せている。

なお今回は、アジアカップに参戦する長谷川智秀のコドライバーとして急遽、奴田原文雄が登場したことでも話題を呼んでいる。
「右と読むところを左と言ったりするミスもしたけど、午後は順調。新しい経験を楽しんでいる」と奴田原。

レグ2も、3本を2ループする6SSが設定。路面は、ミックスが2本、オールターマック(レグ1の逆走)となっており、レグ2単独では舗装路面率は6割を超える。



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