氷上版のレース・オブ・チャンピオンズとも言える「GPアイスレース」が2月1‐2日、オーストリアのツェルアムゼー・カプルーンで開催され、シュコダ・ファビア・ラリー2 Evoで参戦したドイツ国内チャンピオンのファビアン・クレイムが優勝した。1万6000人の観客を集めたこのイベントでは、ERC1チャンピオンのフィリップ・マレス、スロバキアチャンピオンのマルティン・コチ、オーストリア選手権シリーズ2位のジュリアン・ワグナーなど、シュコダドライバーが大挙して参戦したほか、150台近くのラリーカーやヒストリックカーがエントリーした。
2日間にわたって開催されたこのイベントで、総合優勝を飾ったのはクレイム(土曜日1位、日曜日2位)。2位は地元オーストリアのワグナー(初日3位、日曜日1位)が食い込み、3位のコチ(土曜日2位、日曜日4位)とともにポディウムに上がった。4位に入ったマレスは、2週間後のWRCラリースウェーデンにプライベーターとしてエントリーしており、絶好のテストイベントとなったようだ。また、2019年の同イベントを制したヤン・コペッキーは、今回はコーチとして若手を指導。さらにファビア・ラリー2 Evoでのデモランも披露し、ファンを沸かせた。
GPアイスレース 2020 最終結果
1 F.クレイム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 18ポイント
2 J.ワグナー(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 16ポイント
3 M.コチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 12ポイント
4 F.マレス(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 10ポイント