2021年のWRCに単独供給するタイヤ開発を進めるピレリは、2月1~2日に開催された「2020 GPアイスレース」で、2021年のWRC用タイヤレンジの一部を発表した。ここで展示されたSottozero Ice J1 タイヤ(サイズ 205/65 R15)は、2021シーズンよりスウェーデンでWRカーに装着される。
ピレリは、オーストリアのツェル・アム・ゼーに集結したヒストリックカーおよびモダンカーに、7mmのスパイクが装備されたSottozero Iceタイヤと、2mmのスパイクが装備された Sottozero Snowタイヤを供給。これらのタイヤは、頑丈なブロックと先端がタングステンのスパイクが装備されたトレッドパターンを特徴としており、雪や氷の表面での最適なトラクション、ハンドリングおよびパフォーマンスを確保する。
ピレリのラリーおよびオフロード活動の責任者である テレンツィオ・テストーニはプレスリリースのなかで次のようなコメントを述べている。
「GPアイスレースは、モータースポーツファンや世界的に有名なクルマにとっての重要なイベントです。凍った路面は、様々な世代のクルマが競い合う見応えある舞台を提供します。ピレリタイヤは、よりスリリングなアクションを導き出すコンディション専用に設計されています」