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プロドライブ、バーレーンの投資ファンドとタッグで2021年ダカール参戦へ

©PRODRIVE

バーレーンの政府系投資ファンド、バーレーン・マムタラカト・ホールディングカンパニーは、プロドライブと組んでの新たなプロジェクトを発表した。これまでにラリーやレースで数々の成功を収めたプロドライブの経験を基に、新会社プロドライブ・インターナショナルを立ち上げ、2021年にサウジアラビアで開催されるダカールラリーに参戦するためのマシン設計や製作を行う。

ダカールに参戦するための専用マシン、プロドライブ・インターナショナルカーは、トップレベルのT1クラスに参戦。プロドライブ・インターナショナルは2台のラリーマシンを製作して運用していく他、別途、カスタマーカー製作やクライアント向けのアクセサリーとしてパフォーマンスパーツやボディキットも提供していく。

バーレーンは今年、ダカール史上初めて中東で開催されたダカールラリーを制した優勝マシンをスポンサーしているが、2021年はプロドライブ・インターナショナルで自らのチームによる参戦に乗り出す。

マムタラカトのCEO、HEカリッド・アル・ルマイヒは「プロドライブは、30年以上に渡りモータースポーツにおいて様々な地域戦、国際戦イベントでチームを運営し、WRCタイトルを6回、ル・マンのタイトルを5回、中東ラリー選手権では7回タイトルを獲得している」とコメント。
「ダカールが中東で開催されることを心から誇りに思うし、プロドライブとパートナーになることで、2004年に中東で初めてのF1グランプリを開催したバーレーン・インターナショナルサーキットの設立に始まるバーレーンのモータースポーツのヘリテイジを広げていきたい」

プロドライブの創始者でチェアマンを務めるデビッド・リチャーズも「プロドライブや自分にとって、ダカールに参戦することは長年目指してきたことだった」と語る。
「その実現のために、バーレーン王国の投資ファンド、マムタラカト、サウジアラビアと協力することで、より特別なものになる。プロドライブは、1984年から中東でモータースポーツの冒険を始めている。ダカールはプロドライブにとって新しくチャレンジングなプロジェクトだが、自分とバンブリーにいるチーム全員が充実して取り組んでいる」

暫定的にプロドライブ・インターナショナルのCEOを務めるジョニー・ボーンは「新たに中東を舞台とするダカールラリーで、コンペティティブに、そして革新的に戦うのと同時に、このジョイントベンチャーでは、バーレーン王国に雇用を生み出し地元の専門知識を深めるとともに、アラブ諸国で技術面で卓越する同国の存在感を高めるハイテクノロジーの産業を示す、絶好の機会になる」とプロジェクトの意義を語った。



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