2019年のWRCチャンピオン、オィット・タナックが世界タイトルを獲得するまでの道のりをまとめたドキュメント映画「Ott Tänak – The Movie」がDVDとして発売された。
ドラマの連続といわれるWRCでも、最も波乱万丈なキャリアを送っているドライバーの1人、タナック。激闘の末にタイトルを逃した2018年から、感動の初タイトル獲得まで、思い出に残るタナックのラリー人生の名場面がふんだんに盛り込まれている。2枚組のDVDのディスク2には、ラリーカタルニアでタイトルを決めた際のショートフィルムも収められているほか、映画からの名場面画像、盟友エサペッカ・ラッピとの関係や、次のラリーに向けて自宅で準備を進める様子なども収録。師でもあるマルティン、Mスポーツ時代のボス、マルコム・ウィルソン、コ・ドライバーのマルティン・ヤルベオヤなど12人がタナックの人柄について語るインタビューも。
このムービーについて、WRCラジオの人気パーソナリティ、ベックス・ウィリアムズは「私にとってこの映像は、 WRCがどれほど人間の感情を反映しているか、ラリーの荒波の外で、ドライバーがどのように“普通の”生活を過ごしているかの現実を集約したもの。個人的にこのプロジェクトに関わることができたのは、この上なく光栄なこと」と語っている。
DVDに付属するブックレットには、メイキング画像や独占画像に他、WRC+ All Liveの1年購読の20%割引クーポンもついているという。映像はほとんどが英語かエストニア語だが、11言語に訳されており、日本語も用意されている。DVDの定価は39.90ユーロで、世界各国からtanakmovie.comで注文することができる。
また、NETIKINOではオンデマンドで映像をレンタル視聴(5.90ユーロ)することが可能で、予告編動画も見ることができる。