WRC第12戦ラリースペイン、デイ2は10月22日、サロウのサービスパークを中心に6本のSSが行なわれた。デイ1終了後にターマック仕様へとコンバートされたマシンは車高を大幅に下げ、ターマック用タイヤを装着してステージへと向かった。
午前中の3ステージが終了した時点で1位ローブと2位ラトバラの差は32.8秒。ラトバラは「フィエスタRS WRCのセットアップも決まり自信を持って攻めることができた」と満足気。首位をキープしたローブも予想を上まわるラトバラのスピードに驚き、素直にその速さを賞賛した。
サロウでのサービスを経た午後のループステージでは、好調の波に乗るラトバラがSS10、そしてSS12でベストタイムをマーク。首位ローブがややペースを落としたとはいえ、ラトバラのターマックステージでの速さが急激に上がっていることは間違いない。
デイ2が終了した時点で1位ローブと2位ラトバラの差は27.6秒と依然大きく開いており、ローブは「何事もなければ十分といえる差だ」と、余裕の表情。総合3位は、2位ラトバラと1分24秒2差でヒルボネン。3位をキープしていればデイ3でラトバラが2位のポジションをヒルボネンに譲る可能性が高く、依然として初タイトル獲得は十分に可能な位置だ。そのヒルボネンの37.4秒後方には4位ソルドがつける。以下、5位はソルドと1分12.2秒差でオジエ、6位にクリス・ミークが続いた。