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WRCスウェーデン:WRC2部門はオストベルグが今季2勝目

©Jaanus Ree/Red Bull Content Pool

WRC第2戦ラリースウェーデン、WRC2部門は、PHスポールから参戦したシトロエンC3 R5のマッズ・オストベルグが優勝を飾った。オストベルグとコ・ドライバーのトルステイン・エリクセンは、2月14日金曜日の2本目から部門トップに立つと、そのままリードを維持。部門2番手のオーレ・クリスチャン・ベイビーに15.8秒差を築いて迎えた最終日は、この日1本だけ設定されたリケナスでもベストタイムをマーク。最終的にリードを23.4秒に広げて、開幕戦モンテカルロに続く部門優勝を飾った。

「本当にいい気分。チャレンジングな週末だったが、モンテカルロとスウェーデンを終えて50ポイントを獲得できたので、超ハッピーだよ」とオストベルグ。

2位に入ったベイビーは「トリッキーな週末だったし、ここでは異例のコンディションだった。いいステージもあったので、その点は満足するべき。でも、なぜタイムをロスしたのか理解しなくてはならないエリアもあった」とコメント。国境を越えて母国ノルウェーでのステージはベストタイムをマークしている。
「自分のホームステージでステージウインを飾り、ラリー2勢トップといい滑り出しだった。うれしかったよ! 土曜日も、終盤にパンクがあったのにステージウインで滑り出した。でも、その後の2本で苦戦したのが悔しい。マッズに追い付くことはできなかったが、全力でプッシュしたし、選手権でも高ポイントを獲得できた」

3番手にはドイツのTokスポーツWRTからシュコダ・ファビアでのワンオフ参戦に臨んだポンタス・ティデマンドが入ったが、トップ2のペースにはついていくことができず、ベイビーに14.3秒遅れのタイムに終わった。

最終ステージでは、Mスポーツ・フォードのアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタR5 MkII)が奮闘し、チームメイトのレイ・イエーツをかわし、7.7秒差をつけて部門4位でフィニッシュを決めた。

6位のニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)は、土曜日朝のステージで痛恨のパンクを喫した。残るステージ距離も少なかったことから、挽回のチャンスに恵まれず、消化不良のイベントとなってしまった。

Jaanus Ree/Red Bull Content Pool


WRCラリースウェーデン WRC2部門最終結果
1 M.オストベルグ(シトロエンC3 R5) 1:15:53.1
2 O-C.ベイビー(ヒュンダイi20 R5) +23.4
3 P.ティデマンド(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +37.7
4 A.フルモー(フォード・フィエスタR5 MkII) +3:06.5
5 R.イエーツ(フォード・フィエスタR5 MkII) +3:14.2
6 N.グリアジン(ヒュンダイi20 R5) +4:10.6

WRC2 ドライバーズ選手権スタンディングス(スウェーデン終了時点)
1 M.オストベルグ(PHスポール) 50
2 A.フルモー(Mスポーツ・フォードWRT) 30
3 N.グリアジン(ヒュンダイ・モータースポーツN) 23
4 R.イエーツ(Mスポーツ・フォードWRT) 22
5 O-C.ベイビー(ヒュンダイ・モータースポーツN) 18
6 P.ティデマンド(TokスポーツWRT) 15



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