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MATEX-AQTEC RALLY TEAM、人材育成をテーマとした2020年体制を発表

©Hiroaki Ibuki

MATEX-AQTEC RALLY TEAMは2月22日、2020年のモータースポーツ参戦体制を発表した。2020年シーズンは若手育成にも力を注ぐ方針とし、TGRラリーチャレンジ、TRD RALLY CUP、全日本ラリー選手権、アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)、そしてWRCラリージャパンと、幅広い活動を展開していくという。

TGRラリーチャレンジには大阪電気通信大学自動車部(トヨタ・アクア)と、関東工業自動車大学校ラリー部(トヨタ・ヴィッツ)の両校がそれぞれ年間5戦の参戦を予定している。

TRD RALLY CUPには、19歳の大谷皇就(おおたにこうな)がヴィッツで参戦(4〜5戦)。大谷は2019年のTGRラリーチャレンジでチャンピオンを獲得しており、一段階ステップを上がるかたちだ。

また、全日本ラリー選手権には毛受広子(めんじょうひろこ)がヴィッツで参戦する。JN5クラスに3〜6戦ほどの予定。毛受は2019年のTRD RALLY CUP CUP-1(ヴィッツクラス)でチャンピオンを獲得しており、そこからのステップアップとなる。さらにもう1台追加でFFのヤリスを走らせるプランもあるという。

加えて、ZEUS AUTOMOTIVE CLUB SPORTSのサポート選手として吉原將大がTRD RALLY CUPに参戦を行っていく。吉原は2019年のTRD RALLY CUP CUP-2(86/BRZクラス)でランキング2位を獲得している。

APRCにはZEUS AUTOMOTIVE CLUB SPORTSとして、C-HRで小濱勇希が参戦する予定だ。WRCラリージャパンについての体制は未定だが、こちらもZEUS AUTOMOTIVE CLUB SPORTSからのエントリーとなるという。

大谷、毛受、小濱のコ・ドライバーはいずれも草加公平が担当する予定となっている。

チームを率いる辻井利宏代表は、「全日本ラリー選手権に参戦して、これまで5年間で4回のシリーズチャンピオンを獲ることができ、当初の目的は達成できたという充実感をもちました。そこで新しいステージにいきたいと。若手を中心としたメンバーで、人材を育成する目的をもって参戦していきたいと考えています」と語った。

RALLY PLUS / 左から大阪電気通信大学自動車部のアクア、関東工業自動車大学校ラリー部のヴィッツ、毛受/草加組のヴィッツ



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