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クリス・ミークがAPRCワンガレイに参戦、クスコレーシングのマイケル・ヤングとも対戦へ

©TOYOTA

昨年はトヨタのワークスドライバーとしてWRCに参戦していたクリス・ミークが、5月8‐10日にニュージーランドで開催されるAPRCのインターナショナル・ラリーオブワンガレイに参戦することになった。

ニュージーランドでは1990年代後半から2000年代序盤にかけてWRCが開催されていたが、ミークがニュージーランドのラリーに参戦するのはこれが初めて。ワンガレイでのコ・ドライバーは、昨年コンビを組んでいたセブ・マーシャルが務める。

ミークがドライブするのは、フォース・モータースポーツがプリペアするマツダ2 AP4。チームからは2019年、アンドリュー・ホークスウッドがこのマシンで参戦し、シリーズ2位に食い込んでいる。

ニュージーランドは今年、8年のブレイクを経てWRCに復帰することになっており、元WRCドライバーであるミークが国内で参戦することで同国ラリー界もさらに盛り上がりを高めている。このイベントは、2020年APRC第2戦とともに、ニュージーランド国内戦の第2戦も併催。APRC部門では、ニュージーランドの強豪で元ヒュンダイ・ワークスのヘイデン・パッドンや、日本のクスコレーシングから出場するマイケル・ヤングと対峙することになる。

「ニュージーランドでラリーカーをドライブするのは、いつも夢に見ていたこと。WRCで長く走っていたが、いつも何らかの理由でニュージーランドには参戦できなかった」とミーク。
「僕はニュージーランドの有名なステージをユハ・カンクネン、コリン・マクレー、リチャード・バーンズなどが攻める写真を見て育ったし、自分もいつか走ってみたいといつも思っていた。だから、アンドリュー・ホークスウッドから連絡をもらい、あのステージを走るチャンスをオファーされて、夢がひとつ叶ったよ」

「もちろん、ヘイデン・パッドンの力量もよく分かっている。自分が走っていた時期にWRCのトップドライバーのひとりだった。僕が最優先するのは、楽しみながらあのステージを経験すること。ヘイデンと勝利を争うのは難しいかもしれないけれど、僕のことを知っている人なら、常に100%で攻めていることは知っているはず。どこまで行けるか見ていてほしいね」

インターナショナル・ラリーオブワンガレイのチェアマン、ウィラード・マーティンは「クリスのようなドライバーがこのイベントに参戦してくれることで、このイベントの評価が大いに高まる。それと同時に、このイベントに参戦すれば世界に名だたる名物ステージを走れるのだということを示すことができる」とコメント。
「ニュージーランドだけでなく、APRC地域のトップドライバーにクリスが加わることを楽しみにしている」

インターナショナル・ラリーオブワンガレイは、ニュージーランド最北端の町であるワンガレイを舞台に、北島のグラベルロードに計262kmのステージが設定される。



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