WRCプロモーターは、今季のWRC第9戦に予定されているラリーニュージーランド(9月3‐6日)の概要を発表。オークランドのマウント・スマート・スタジアムを拠点とし、ここにサービスパークやファン向けのラリービレッジを設置するほか、ラリーニュージーランド名物のスーパーSSもスタジアム内に設定。金曜日と土曜日に走行する。
今回のラリーニュージーランドは、オークランド観光・イベント・経済促進部門の支援を受けて開催される。1月には、オークランド市長のフィル・ゴフがマウント・スマート・スタジアムを拠点とすることを発表しており、ここにはヘイデン・パッドンも同席。パッドンは、イベントのアンバサダーにも就任している。
「オークランドは、半世紀以上もラリーを開催している歴史を持っている。8年の時を経て、再びWRC戦を開催できることはとてもうれしい」とゴフはコメント。
「スタジアムは3万人を集客することができ、鉄道、バスの交通も至便。地元の観光地やオークランドを訪れる人にとって素晴らしいイベントになると思うし、地元の経済活性化にもつながる」
パッドンも「ラリーニュージーランドは、ニュージーランドにとって非常にエキサイティングなイベント。現行型のWRカーが登場するのは初めてとなる。自分もぜひWRカーでこのイベントに参戦して優勝を狙いたい」と母国に復帰するWRC開催に向けて意欲を語っている。
WRCプロモーターはラリールートの概要も発表しており、ラリーは9月3日、オークランドの市街地でセレモニアルスタートとスーパーSSで開幕。4日はオークランド南部のラグラン/テ・アカウ周辺を走行。5日の土曜日はオークランドから北上してワークウース/プホイに設定される。最終日はオークランド東部のウィットフォード/クレブドンを走行し、パワーステージの会場でセレモニアルフィニッシュも行われる。