JAF全日本ラリー選手権第2戦「新城ラリー2020 supported by AICELLO」は、競技2日目のSS8までを終えて、2本のベストタイムを重ねた奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)がリードを拡大。2番手の新井敏弘/田中直哉(SUBARU WRX STI)に13.5秒差をつけて、JN1クラス首位の座を堅守している。さらに、23.2秒差の3番手には新井大輝/小坂典嵩(SUBARU WRX STI)がつけている。
各クラス上位選手のコメントは次のとおり。
JN1クラス 首位
奴田原 文雄
「とりあえず、午前中はよかったですね。SS7はほぼウエットでした。難しいコンディションだったので、丁寧に走りました。雁峰でベストを獲れたのは大きかったです。午後は特に雁峰のコンディションがどうなるかですね。これからサービスでどうするか考えます」
JN1クラス 2番手
新井敏弘
「コンディションは基本ウエットで、たまに乾いたところがあるような感じで、すごく難しいですね。雁峰西(SS7)が特に難しくて。使えるドライタイヤがないから、鬼久保(SS8)は左タイヤ1本だけドライタイヤで、それ以外はウエットにして走りました。午後に向けて、どうすべきか考えています」
JN1クラス 3番手
新井大輝
「SS7でハーフスピンして、リヤをヒットしました。グリップがなかったので、もう少し乾いているかと思ったら、ウエットが残っていましたね。今、トップと20秒くらい差ですから、ちょっと難しいですね。鬼久保(SS8)のステージであれだけやられてしまうと、もうセットアップどうこうではないので。強いです、ランサーはパワーがあります」
JN2クラス 首位
眞貝知志
「雁峰西は難しいですね。なかなか攻めきれないです。クルマも調子いいですし、タイヤのマッチングもいいんですが、もう少し自分が頑張らないとって感じです。それでも、無理してタイムを出すシチュエーションではないので、これくらいのペースでもいいのかな……と思っています。タイムを上げていくにはリスクを冒していかなければならないですからね」
JN3クラス 首位
竹内源樹
「SS7はまだ濡れていて、4WDの皆さんが散らかした後を見ながら、『これはヤバイな』と思いながら走りました。かなり厳しいコンディションだったので、マージンを取って走りましたが、危なかったですね。後ろのタイムを見ながら、しっかりアドバンテージを活かして、無理をせずにフィニッシュしたいです」
JN4クラス 首位
古川 寛
「鬼久保(SS8)は下手なので、反省しています。ほぼ差がない状態なので、雁峰西(SS7)でしっかり貯金を築いて、鬼久保で逃げ切れるかですね」
JN5クラス 首位
天野智之
「昨日と同じコンパウドで様子を見ながら走りました。雁峰西(SS7)は危ないので、抑え方の勝負でしたね。滑りやすいだけでなく、一部ドライになってたりで、かなり難しかったです。タイヤも心配していましたが、これはこれで悪くなかったです。午後は大倉選手と同じタイヤをチョイスして走るつもりです」
JN6クラス 首位
明治慎太郎
「ヌルヌルで危なかったんですが、なんとかゴールできて、クラストップのタイムでホッとしています。順調に走れています。まだCVTは試行錯誤で走っている感じで、まだまだこれからです」