2020年アジア−パシフィックラリー選手権(APRC)開幕戦サウスインディアラリーは、3月20−22日に開催を予定していたが、新型コロナウイルスの流行拡大を受けて延期を発表。新しい会期は、6月19−21日を予定している。
2020年のAPRC開幕戦とともにFMSCIインドラリー選手権を併催するサウスインディアラリーは、主催するマドラス・モータースポールクラブによると、ここ10年で最も多くのエントリー数を集めていたという。イベントのチェアマンでAPRCワーキンググループの総裁も務めるビッキー・チャンドックは「何度も話し合いを重ね、インド国内の状況も鑑みるとともに、旅行者向けの勧告や公共施設の利用制限なども受け、サウスインディアラリーの延期を決断した」と語った。
「インドの厚生省からの勧告を遵守できるように全てを整えてきたので、予定通りイベントを開催できる自信を持っていたが、ここ数日間で状況が一気に深刻になったことで延期を再検討することを余儀なくされた」
なお、APRC第2戦として予定されているニュージーランドのオタゴラリー(4月3−5日)は予定通り開催する方向だが、ニュージーランド政府は16日現在、すべての入国者に対して14日間の自主隔離を要請しているため、地元チームのみの参戦となることが濃厚だ。