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ラドストローム、フィエスタ・ラリー4でERC3ジュニアに参戦

©M-SPORT

スウェーデンのデニス・ラドストロームが、発表されたばかりのフォード・フィエスタ・ラリー4で2020年のERC3ジュニアタイトルを狙うことを発表した。

フィエスタR2の後継であるフィエスタ・ラリー4は、Mスポーツ・ポーランドが、クラクフにある拠点で製作する。フィエスタR2は、2019年のERC3ジュニアでは5戦参戦中、4勝をマークするなど若手登竜門のカテゴリーの中でも、最も成功を収めたモデルのひとつだ。

ラドストロームは既にJWRCに3年参戦しており、この部門ではステージ勝利58本、ポディウム7回、優勝2回をマークしている。2017年のJWRCデビューシーズンにはトップ5に1度も食い込むことができなかったが、2018年に急成長し、母国戦のラリースウェーデンで部門初優勝を飾った。2019年もこのシリーズへの参戦を続け、ポディウム2回に加えシーズン最多の34本のステージ勝利を挙げ、最終的にシリーズ3位でシーズンを終えた。

ラドストロームは「冬の間、フィエスタ・ラリー4の開発に関わることができて本当にラッキーだったし、Mスポーツ・ポーランドが挙げた成果にとても感銘を受けた」とコメント。
「2019年のR2は既にコンペティティブなパッケージになっていたが、アップデート版のラリー4は自分にすごく合っている。トラクションとパワーが高まったことで限界点が上がり、よりハードにプッシュできるようになった。ずっとERCに参戦したいと思っていたので、このシリーズのエキゾチックで独特なイベントに参戦することが本当に楽しみ。今年の目標は、いつものように出来る限り速く、限界までプッシュすること。ラリーをする時は、いつもこのアプローチだ」

「JWRCでの3年間の経験は本当にいい勉強になったし、ERC3ジュニア選手権でも活用していきたい。ERCでは2WDマシンの戦いは常に激戦になっているのでいい経験になると思う。まだ、どんなドライバーがエントリーしているのかは見ていないが、今まで以上に接戦になると思うし、そこに挑む準備はできている」

Mスポーツ・フォードの役員、マチェク・ボダは「フィエスタ・ラリー4は、ドライバーたちにより限界までプッシュして思い切り戦ってもらうためにアップデートされたモデル」と語る。
「デニスは、トップを狙うために常にマシンを限界までプッシュする能力を発揮してきたドライバーだ。Mスポーツ・ポーランドのスタッフはみんな、デニスがERCでどんな活躍をするのか、心から楽しみにしている。デニスとはもう3年間、一緒に仕事をしてきて、非常に戦いの激しいJWRCで彼が成長していくのを見てきた。デニスとヨハン(ヨハンソン、コ・ドライバー)がERC3ジュニアタイトルを狙うために、新しいフィエスタ・ラリー4が最高のマシンである自信を持っている」

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