ラリーとロータスと言えば、ヘンリ・トイボネンらが駆ったタルボ・サンビーム・ロータスを思い出す人がほとんどだろうが、現在開催されているフランクフルトモーターショーで、ロータスカーズはFIAの「グループRGT」に参戦可能なラリーカーを発表した。
プレスリリースには“ロータスの卓越した走行性能とハンドリングを示すのに最も適しているのはラリーである”と記され、RGTクラスへの出走を目的として開発されたという。
ロータス・エキシージR-GTと名づけられたマシンは、同じくフランクフルトショーで発表されたエキシージSをベースとしており、エンジンは新型エキシージSと同じ3.5リッターV6を搭載する。
ロータスのモータースポーツディレクターを務めるクラウディオ・ベッロは以下のようにコメントしている。
「現段階での我々のアプローチは、30年前にサンビームで優勝を狙っていた時とはもちろん違う。しかし、根底に流れる思いは一緒だよ。常に勝利を目指す姿勢は変わっていない。エキシージR-GTはGTレーシングに情熱を傾ける人すべての夢をかなえてくれるはずだ」
フランクフルトショーの会場で、タルボ・サンビーム・ロータス(ギ・フレクラン/ジャン・トッド仕様!)と並べて展示されたエキシージR-GTには当時をイメージしたカラーリングが施されている。
将来的にモンテカルロやツール・ド・コルス、サンレモなど、ヨーロッパの名だたるターマックラリーでその姿が見られるようになるかもしれない。