デイ3は9月11日(日)の早朝6時56分にオープニングステージとなるSS21がスタート。コフスハーバーの北側エリアに点在する3本のステージをループする計6SSだ。
デイ2で首位ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォード・フィエスタRS WRC)、2位ミッコ・ヒルボネン(フォード・フィエスタRS WRC)と1-2体制をかためたフォード。ヒルボネンが気にすべきは36.8秒差の3位につけるペター・ソルベルグ(シトロエンDS3 WRC)のみとなった。
SS21のベストタイムはヒルボネン、SS22はラトバラ、そしてSS23はセバスチャン・ローブ(シトロエンDS3 WRC)。この時点で首位ラトバラ、19.7秒差の2位にヒルボネン、57.6秒差の3位にペターがつける。ここでフォードはラトバラにペースを落とす指示を与え、SS25でヒルボネンが首位に浮上。3位ペターと2位ラトバラの差は30秒。「今は3位で表初台に上がることが重要だ」とペターはアタックを諦めた。
一方のシトロエンは、9位のオジエがSS25のスタートにわざと5分遅れ50秒のペナルティ。これでローブが入賞圏内の10位にポジションを上げた。
パワーステージのSS26はローブが制し3ポイントを獲得。しかしトップ3に変動はなく、ヒルボネンが今季2勝目を手にした。ヒルボネンは「優勝を譲ってくれたラトバラに心から感謝している」と語った。
これでヒルボネンはオジエを抜き選手権2位に浮上。ローブは4ポイントを獲得し、2位ヒルボネンと15ポイント差で首位を守った。