WRCプロモーターが、公式サイトWRC.comで展開している「最も偉大なWRCドライバー決定戦」は、決勝トーナメントがスタート。4月8日(水)中央ヨーロッパ時間10時(日本時間18時)から24時間、1回戦の第1組の投票を受け付けている。決勝、1回目の対決はWRC9連覇王者であるセバスチャン・ローブと、イングランド唯一のWRCチャンピオン、リチャード・バーンズという組み合わせだ。この対決の投票は4月9日(木)日本時間18時に締め切られる。1回戦の結果は、全対決が終了した後、4月18日(土)に発表されるとのことだ。
セバスチャン・ローブ
他の追随を許さないWRCキャリアを誇るローブ。WRC9連覇、通算79勝と、その戦績は卓越しているが、これらはすべてシトロエンで収めたもの。そのローブが初めて世界タイトルを獲得したのは、30歳になってからのことだった。46歳となった今季も、ヒュンダイのワークスドライバーとして活躍する。
リチャード・バーンズ
バーンズは、コリン・マクレーと並んで、1990年代後半から2000年代前半に英国を代表するWRCトップドライバーとして活躍した。豪快な走りでファンを魅了したマクレーとは対照的に、バーンズは冷静沈着なアプローチで知られた。その辛抱強さが実を結び、2001年にスバル・インプレッサWRCで世界タイトルを獲得。WRC通算10勝を収めたが、現役として活躍中に無情にも脳腫瘍に襲われ、そのままステージに戻ることなく人生の幕を下ろすこととなった。
ローブ vs バーンズの投票はこちらから。
https://www.wrc.com/en/news/season-2020/wrc/round-of-16-loeb-v-burns-vote-now/